みん彼返上！［前編］〜DH

　その２ ページ20

DH-side


DH「ね、ﾘｮｳｸ、今回もあの店行くの？」

RW「うん、あ、ヒョンも一緒に行く？」

DH「うん、行きたい！」

SMTコンサートで来日。

1日目の公演の後はメンバーや後輩達と取材を兼ねた食事会をすることになってて。

2日目の夜、マンネ達とAちゃんのお店に食べに行くことになった。

RW「じゃあ、ｷｭﾋｮﾝとｿﾝﾐﾆﾋｮﾝと…あ、ﾋｮｸﾋｮﾝも行く？」

EH「俺はいいや…ﾋﾁｮﾙﾋｮﾝとラーメン屋行く約束してるから」

──えっ？

今回も、俺が彼女にちょっかい出さないように、見張りに来ると思ったのに…

DH「ヒョク…なんで一緒に来ないの？」

EH「もう口出ししないからさ。あの子と仲良くなりたいんだろ？」

DH「ヒョク〜！！」

EH「グエッ…たくましい腕で抱きつくなよ〜っ！」

──俺、頑張ってくるよ。

まずは…うん、“お友達になってください”って連絡先渡すんだ。

このコンサートの後、暫くは日本に来れない。

せめて、電話やメールができるようになりたい…



そして、2日目のコンサートも大盛り上がりで終演。

ウキウキと帰り支度をしていたら…

MG「ｳﾆｮｸとﾄﾞﾝﾍ、疲れてる所悪いんだけど、レコード会社の人に会食に誘われてるから、この後一緒に来てくれ」

DH「えっ？」

──そんな…あの店に行けなくなっちゃうよ…

DH「ねぇ、今日じゃないとダメなの？」

MG「俺も、急だしコンサートの後だから断ろうと思ったんだけど…来年は日本でD&Eのアルバムも出すし、ツアーもするだろう？今日を逃すと、日本に来る機会もないし」

DH「そう…だけど…」

EH「ﾄﾞﾝﾍ、仕事だから…仕方ないよ。会食が終わったら、急いでﾘｮｳｸ達と合流すれば？」

今回、俺が連絡先を渡そうとしてる事に気付いてるヒョクが、肩に手を置いて、そう言ってくれて。

俺はﾘｮｳｸ達に一緒に店に行けない事を告げて、マネージャーとヒョクと一緒に、レコード会社の人が待つレストランへ向かった。

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でも、一緒に食事した偉い人の長いお話は、なかなか終わらなくて。

しかも断りきれずに最初に飲んだシャンパンが…回ってきた(＞_＜)

ようやく解放されたのは、かなり遅い時間になってからだった…

EH「店の場所、分かるか？」

DH「うん、お店の住所メモしてきたからタクシーの運転手さんに渡す！ヒョクも行っていいよ、ヒョン達待ってるんでしょ？」

俺は、通りに出てタクシーを捕まえると、ヒョクに見送られて、Aちゃんのお店に向かった。

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