君は無理！ -LT- ページ38
LT-side
しまった…
Aとマリちゃんとの間に、そんな経緯があったなんて…
だから、楽屋に来た時に様子が変だったんだ。
ﾘｮｳｸがｷｭﾋｮﾝとの事を言おうとした時も遮って…
LT「だけど、カンPDには念書も書かせたし…」
廊下を走りながら僕が言うと、
KH「そういう事じゃないんです…ライバルだったとはいえ、同期だった子に裏切られて…事故の事もひどい言いようをされたから…その傷を思い出すだけで、Aがまた不安になるはずです！」
ｷｭﾋｮﾝが心配しているのは、彼女が何かされる事だけじゃなく、彼女の気持ち…心だった。
──本当に…好きなんだな…
廊下の突き当りの女子トイレには人気がなくて。
その脇の階段…少し下がった踊り場の方から話し声がした。
ﾏﾘ「もしかして、メンバーの誰かと…関係あるの？」
声のする方を見ると、Aが、マリちゃんに詰め寄られて、青い顔をして後退ってる。
ﾏﾘ「知られちゃまずい事でもあるんでしょ？…なんとか言いなさいよ！」
──ドンッ！
「あっ！！」
突き飛ばされて、Aがバランスを崩して階段から落ちそうになって…
ｷｭﾋｮﾝがダッシュしたけど…
──間に合わない！！
そう思った次の瞬間…
階段の下から来た人物が彼女を支えた。
YS「危なかったな…」
支えたのはｼﾞｮﾝｳﾝ…
その横には…
HC「女が乱暴なのは…感心しないぜ」
眉間に皺を寄せたﾋﾁｮﾙ…
KH「A！！」
駆け寄って行ったｷｭﾋｮﾝを、ｼﾞｮﾝｳﾝが掌を上げて制した。
YS「さっき、メンバーの誰かと関係あるのかって…聞いてたな」
ｼﾞｮﾝｳﾝがAの肩を抱いたまま、マリちゃんに向かって口を開いた。
YS「関係あるよ。この子は俺の彼女…」
──へっ！？
YS「最愛の人の…大切な妹分なんだ。だから俺たちにとっても、妹同然だ」
──紛らわしい言い方するなよ…
HC「その大事な妹を、よくも突き飛ばしてくれたな…」
ﾏﾘ「えっ、あの…」
ﾋﾁｮﾙの機嫌の悪そうな声に…ビビってる。
僕は階段の上から声を掛けた。
LT「マリちゃん、出入り口まで送るよ…もう帰ってくれる？」
多分、僕の目は…笑ってなかったと思う。
・
・
・
ﾏﾘ「あの…ｲﾄｩｸさん…」
LT「さっきｲｪｿﾝが言ったように、Aは僕らにとって妹同然だから」
意味は違わない。
大事な弟の彼女なんだから…
LT「悪いけど、もう連絡しないでね」
女の子には優しくしたいけど…
──君は無理！
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紫桜雲(プロフ) - あんずさん» ハッピーな気持ちになってもらえていたら嬉しいです♪私もこの数ヵ月、ギュカップルの妄想ができて幸せでした♪次回作もよろしくお願いします(*^-^*) (2016年10月12日 23時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» このカップルの幸せな未来を思い描いて頂けたら嬉しいです♪いつもコメントありがとうございました！番外編…考えてみます(*^^*) (2016年10月12日 23時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 可愛い2人のハッピーエンドに、私もHappyな気分になりました！毎日楽しみにしていたので正直淋しいです。でもﾄﾞﾝﾍさんのお話や続編を楽しみにしていますね。素敵なお話しをありがとうございました(#^^#) (2016年10月12日 16時) (レス) id: 0a2f81288c (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - 2人の未来が見えるようなラストですね！とても可愛いお話で、毎日楽しませてもらいました！このカップルの番外編も見たいなぁ…なんて、密かに期待してます(#^^#)お疲れさまでした！ (2016年10月12日 10時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - まゆまゆさん» うぎたんのニュースに涙し、今朝は兄さんのニュースに歓喜…昨日からハートが大忙しです。私も全員が揃う日楽しみに待ちたいと思います♪コメント、ありがとうございました！ (2016年10月12日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年9月18日 8時
