早合点じゃない？ -KH- ページ21
KH-side
正面からAが抱きついてきて…すごく焦った。
よく見ると、彼女の肩が小刻みに震えてる。
それを見て、無理させてるんじゃないかって不安が過る。
KH「嫌がることはしたくないから…」
彼女の中で、カンPDとの事が相当辛い記憶としてあるはずで。
それは分かってるし…俺の事、まだ怖いんじゃない？
そう思っていたら…
「ぎゅオッパ…大好き」
──ドッキューーンッ！
ただでさえ、彼女の体の柔らかさを全身で感じている今のこの状態は…心臓に悪い。
KH「そんなこと言われたら…勘違いしちゃうよ？」
そう言ったけど…
Aは、俺にしがみつくように腕を腰に回して密着してきた。
──マズい…マズいって…
KH「俺も男だから…その…オオカミになっちゃうよ？」
離れようとしたら、Aの腕にさらに力が入ったのが分かった。
──こ、これは…OKのサイン？
俺の…早合点じゃない？
心拍数、マックスなんだけど…
KH「A、いいの？怖くない？」
今までの事があるから。
⬆しつこいけど、もう一度確認…
すると、俺の胸に顔を埋めたまま、コクンと頷いた。
そして、すごく小さな声で…
「…大好き…だから…」
──ド、ドッキューーーンッ！！！
ど真ん中…射ぬかれた…
KH「A…」
彼女の頬を、両手で包み込んで上を向かせると…すでに涙目。
KH「俺も…Aの事、大好きだから…」
気持ちを込めて…長いキスを送った。
彼女の唇が微かに震えてるけど。
体が触れ合っている部分から…
腰に回された腕から…
熱くなってくるのを感じて。
──たぶん、もう…止まれないよ？
・
・
・
腕力には、あまり自信のない俺だけど…
彼女をそのまま抱えて、寝室に向かう。
スタンドの灯りだけでも、彼女の顔が真っ赤になっているのは分かる。
まるで映画に出てきそうな、天蓋付きのベッドの上に彼女をそっと降ろす。
KH「お姫様のベッドみたいだね…」
そう言うと、恥ずかしそうな顔で頷いて…またギュウっと顔を埋めてきた。
──なんだ？この感じ…可愛すぎる。
今回のお泊りを計画した時から、もしかしてって期待はしてたけど。
今まで何度となく、その機会を逃してきたから。
今夜も半ば諦めてて。
だから…いざとなると緊張する。
彼女の頭を撫でて。
その手でそのまま髪にも触れる。
KH「A…大好き…」
「私も…」
唇を重ねては…
「好きだよ」って何度も伝えて…
だんだん深く強く求めると…
彼女も応えてくれた…
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紫桜雲(プロフ) - あんずさん» ハッピーな気持ちになってもらえていたら嬉しいです♪私もこの数ヵ月、ギュカップルの妄想ができて幸せでした♪次回作もよろしくお願いします(*^-^*) (2016年10月12日 23時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - きよらさん» このカップルの幸せな未来を思い描いて頂けたら嬉しいです♪いつもコメントありがとうございました！番外編…考えてみます(*^^*) (2016年10月12日 23時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - 可愛い2人のハッピーエンドに、私もHappyな気分になりました！毎日楽しみにしていたので正直淋しいです。でもﾄﾞﾝﾍさんのお話や続編を楽しみにしていますね。素敵なお話しをありがとうございました(#^^#) (2016年10月12日 16時) (レス) id: 0a2f81288c (このIDを非表示/違反報告)
きよら(プロフ) - 2人の未来が見えるようなラストですね！とても可愛いお話で、毎日楽しませてもらいました！このカップルの番外編も見たいなぁ…なんて、密かに期待してます(#^^#)お疲れさまでした！ (2016年10月12日 10時) (レス) id: 232f3e3d0c (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - まゆまゆさん» うぎたんのニュースに涙し、今朝は兄さんのニュースに歓喜…昨日からハートが大忙しです。私も全員が揃う日楽しみに待ちたいと思います♪コメント、ありがとうございました！ (2016年10月12日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年9月18日 8時
