早まる鼓動 -LH- ページ10
LT-side
ｷｭﾋｮﾝへの怒りと、Aちゃんへの感情が込み上げて。
気付いたら彼女の手を引いて、1人暮らしの準備を始めていた部屋まで連れて来ていた。
たぶんｷｭﾋｮﾝは、彼女のアパートを訪ねるだろう。でも、今は会わせたくなかった。
困惑した様子のAちゃん。
好きな人が仕事だと思っていたら、別の女性と現れて、キスまでしてたら…動揺するのは当たり前。
しかも、彼女にとって、いろいろあった日だし。既にキャパオーバーのはず。
「あの…聞いてもいいですか？」
改まって質問してきた。
「ヨンアさんって…ｷｭﾋｮﾝさんとどういう関係の人ですか？」
LT「僕が答えたら、Aちゃんも何があったか話してくれる？」
僕の言葉に頷いたので、ヨンアの事を話した。
予想していたようで、あまり驚いていなかった。
「それって…好きだけど、遠距離になるから離れただけで、嫌いになった訳じゃなかったって事ですよね？」
LT「ん〜ｷｭﾋｮﾝはそうだったかもね。でもヨンアの方は、フランスに渡ってすぐに事実婚したんだ。旦那さんが向こうにいるよ。その人を頼って渡仏したって噂もあったし…」
「そうなんですか？」
LT「僕、ヨンアが韓国に戻ったこと知らなかったんだけど…Aちゃんは、いつヨンアに会ったの？」
僕からの問いに躊躇してて…
LT「正直に話して？僕はAちゃんの話しを全部信じるから」
そう言うと、ｷｭﾋｮﾝの舞台を観に行った日の出来事から、全部話してくれた。
「負い目を感じて同情してるだけだって…迷惑かけないでって言われたんです…私も、もしかしてって思ってたから…バレンタインの日もヨンアさんと一緒だったって知って…」
──そういや、バレンタインに会いに行かなかった理由を聞いたら口籠ってたな…
Aちゃんは、話すうちに興奮してきて…号泣してて…
背中に手を回して擦ってあげた。
「化粧室でも…ｷｭﾋｮﾝさんには私なんか相応しくないって…男女の仲にならないのは…お金のために…カンPDとそういう事があった私にその気にならないからだって言われて…」
──えっ！？
「そんな事まであの人に話したのかと思ったら悲しくて…っ…仕事って言ってたのにヨンアさんといて…キスされて…本当は今もあの人が好きなのかなって…」
──今、サラっと…すごい事、言わなかった？
ｷｭﾋｮﾝと付き合ってるけど、まだそういう所まで発展してないって事？
彼女の言葉に、僕の鼓動が落ち着かなくなった。
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
