駆け寄れない辛さ -KH- ページ47
KH-side
“YS「なりふり構っちゃいられないだろ？」”
ｲｪｿﾝﾋｮﾝの言葉…目から鱗だった。
俺は今までそんな風に考えてなかった…
だから、Aの心を掴めなかったのかも知れない。
ﾄｩｷﾞﾋｮﾝの告白に困惑したけど…
俺も、何度でも気持ちを伝えればいいんだ。
今夜にでも会いに行って…
ちゃんと話を…
YS「お前、好きな女でも出来たのか？」
KH「へっ！？」
突然、耳元でｲｪｿﾝﾋｮﾝに囁かれて。ビックリして変な声が出た。
YS「そっか〜マンネもついに、愛に目覚めたか〜」
ニヤニヤしながら、背中から抱きついてきて。鼻の下を触ったり、脇腹を突いてくる。
KH「ちょ、違いますよ…放してくださいっ！」
YS「まあ、隠すなって…いい子なのか？ちゃんと紹介しろよ？」
いつもなら、鬱陶しく感じるヒョンのハグが…今日は嬉しかった。
・
・
・
その後、事務所を出て、ゲスト出演のためにラジオ局へ向かった。
出演することは事前に公表してなかったのに、聞きつけたペン達が集まってて。放送が終わる頃にはすごい人数。
MG「出待ちの数が多いな〜危ないから裏から出て、別ルート通って帰るぞ？」
KH「はい…」
──行く前に、Aにメール入れようかな…拒否られないかな？
少し車が走った頃に、リュックからスマホを取り出した。
──Vrrr…Vrrr…
そのタイミングでﾄｩｷﾞﾋｮﾝからのメール。
LT〈ラジオ局出たら周りをよく見て？あと…僕に感謝してね〉
──周り？感謝？…何を？
暫くして交差点の赤信号で車が停まる。
MG「あれ、こっちの道、通るってバレてるのか？この辺で一旦止まるようにｲﾄｩｸからメール来てたんだけど…無理だな」
KH「ここで？」
外を見ると信号の近くに数人の女の子。気付かれたのか、こっちに近寄ってきた。
──えっ！？
よく見ると、その側に…
間違いなくAがいる。
──どうして！？
信号が青に替わって車が走り出すと、女の子達も走り出して。Aも気付いたようで、こちらを向き、1歩前に踏み出した。
その時…
KH「あっ！危ないっ！！」
他の女の子に押されて、Aが転んだのが見えた。
MG「なんだ？…どうした？」
KH「車、止めてください！」
MG「ダメだ…止めたらペンに捕まるぞ？」
KH「でも…」
振り返って真後ろの窓から見ると、痛そうに足を押さえながら立ち上がろうとしていた。
小さく遠ざかってくAの姿に。
駆け寄れない状況に。
何とも言えない気持ちになった。
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
