やらかした -KH- ページ30
KH-side
──やらかした…
“LT「完全にそういうことしたと思ってるぞ〜…軽い男に思われちゃったな」”
ﾄｩｷﾞﾋｮﾝの台詞が脳内を駆け巡る。
まさか、あのニットにそんな事情があったとは知らず。Aを傷付けてしまった。
──やらかした…
元カノのホテルの部屋に行ったなんて…勘違いされて当然だ。
その上“寝ちゃった”なんて、誤解されるようなこと言って。
話した時のAの顔…悲しそうだった。
チケットまで買って観に来てくれてたのに…その日の事だもんな。
──なんとか誤解を解かないと…
Aに何度も電話した。
KH「仕事終わったんだ…これから部屋行っていい？」
「まだお店で…遅くなるので…」
KH「今度、いつ休み？」
「来週ですけど、ｳﾝｼﾞｪさんのお店の撮影で…約束もしてるので…」
──これ、絶対に避けられてる…
KH「じゃあ、いつなら大丈夫？」
「…ひとみさんが日本に行くので、しばらくは分かりません…ごめんなさい」
KH「待って…避けてる？」
「………」
KH「言いたい事があるなら言って」
「………」
──あ、俺が悪いのに責め口調。カッコ悪…
KH「ゴメン…会える時連絡して…」
電話を切ってため息。
恋愛って…こんなに難しかったっけ？
・
・
・
今日はAの店にケータリングを予約していた日。
女優「ここの食事はヘルシーで美味しいわね」
ひとみ「ありがとうございます」
出演者達と話しているひとみは見つけたが…Aがいない。
KH「俺の分、楽屋にお願いできますか？」
ひとみ「今、お持ちします」
楽屋に運んできたのはひとみだった。
KH「Aは？」
ひとみ「別の配達があって、Aちゃんがそっちに行かせてほしいって…何かあったんですか？最近元気ないんです」
──配達も嫌なの？
ひとみ「喧嘩したんですか？仲直りは早くしないと…」
──そうだよね…
KH「ねぇ、ｲｪｿﾝﾋｮﾝにしてもらった事で、何が嬉しかった？」
俺の急な質問に驚いてる。
ひとみ「えっ？どれも嬉しかったですけど…」
KH「例えば？」
ひとみ「49日とか100日とか、忘れずに記念日のイベントをしてくれて」
KH「記念日？あのヒョンが！？」
──しまった…俺、忘れてた。
ひとみ「弟達の受け売りとは言ってましたけど…」
──弟？みん彼かﾘｮｳｸあたりか…
KH「他には？」
ひとみ「海の側のコテージで2人きりで過ごせたのが一番嬉しかったです…内緒ですよ？」
──俺にも…そんな事、計画できるかな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
