“今日はイヤ”の理由 ページ29
You-side
ｷｭﾋｮﾝさんが会いに来てくれて。
質問にも1つ1つ面倒くさがらずに答えてくれて。
“大切にしようって、俺なりに誓いを立てて…そのくらい、Aの事が好きなんだ”って言われて。
“俺の物になって？”…なんて、心臓が爆発しそうなくらいドキドキさせられて。
でも、すごく嬉しくて。
ｷｭﾋｮﾝさんを信じようって…思った。
なのに…
コートを脱いだｷｭﾋｮﾝさん。
その中には…
見覚えのあるニット。
本当は私がプレゼントしたかった、あのニット。
買って、ｷｭﾋｮﾝさんに贈った人を私は知ってる。
──ヨンアさんからもらったの？
──それを着て会いに来たの？
そう思ったら、突然胸の奥が痛くなって。
素直になれなくて。
「イヤ…今日はイヤ…」
気が付いたら、そんな言葉が口を突いて出ていた。
唖然とするｷｭﾋｮﾝさん。
私が泣いてたから、気にしてくれて。
でも、今聞かないと…ずっと聞くタイミングを失くしちゃう。
そう思って聞いたら、
“KH「実はヨンアヌナが舞台を観に来た時にくれたんだ…でもヌナの部屋で寝ちゃって…忘れてきたから…後日ヌナが事務所に届けにきて」”
その話しの中に…知りたくない事実が含まれていた。
私がチケットを買って舞台を観に行った日。
ヨンアさんに辛い事を言われて、落ち込んで1人で帰った日。
ｷｭﾋｮﾝさんと飲みに行くって、あの人が電話で言ってたけど…
ヨンアさんの部屋に泊まったから…翌朝まで連絡がこなかったの？
“寝ちゃった”って…どういう…こと…？
また1つ、不安が増えて…
せっかく言ってくれたｷｭﾋｮﾝさんの想いが…一瞬で霞んでいくような気持ちになって。
私のハートはガチガチに固まってしまった。
・
・
・
次の日、重い足取りでお店に向かった。
ひとみ「Aちゃん、どうかしたの？」
私の表情が暗い事に気付いて、ひとみさんが声を掛けて来てくれた。
「あ…なんでもないです…」
ひとみ「本当？実は…来週、日本に帰省することになって…」
ひとみさんのお姉さんに赤ちゃんが生まれたので、1週間東京のご実家に帰るとのこと。
ひとみ「その間、Aちゃんには夜の配達とか、忙しい思いさせちゃうけど…大丈夫？」
──その方がいいかも。
少しｷｭﾋｮﾝさんと距離を置いて考えたい…
「大丈夫です。赤ちゃん女の子ですか？男の子ですか？」
ひとみ「女の子だって♪」
「わ〜おめでとうございます！」
久しぶりの、明るい話題だった。
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
