詰めの甘い男 -KH- ページ27
KH-side
気付けば…結構遅い時間になってて。
暴走した俺だけど。
今日の目的はAに謝って、許してもらう事。
それは達成できた…はず。
KH「Aは…今も…俺の彼女だよね？」
その質問には頷いてくれたし。
──急に“俺の物に”なんて迫られたら嫌だよね。そっちが目的みたいで。
やっと気持ちを伝えて、お互いに思った事を言う事が出来たんだから。
ここからは、ゆっくり…
「あの…」
ようやくAが口を開いた。
KH「ん？」
「もう1つ…聞いてもいいですか？」
KH「うん…」
一体何を聞かれるんだろう…
そう思ったら…
「そのニット…どうしたんですか？」
KH「えっ？」
ニット…？
──あ、これ…ヨンアヌナにもらったやつだ。
ちょっと正直に話しづらい。
でも…
“LT「この前の朝帰り、ヨンアと一緒だったんでしょ…バレンタインの日に会ってた事もAちゃん、知ってたよ」”
確かﾄｩｷﾞﾋｮﾝと話した時そう言ってたし、隠し事は嫌って言われたし…
KH「実はヨンアヌナが舞台を観に来た時にくれたんだ」
「舞台って…私も観に行った日ですか？」
KH「うん…でもヌナの部屋で寝ちゃって…忘れてきたから…後日ヌナが事務所に届けにきて…ﾄｩｷﾞﾋｮﾝが預かってきて」
そう答えると、また俯いて…
──ヌナにもらったって言わなきゃ良かった？でも正直になるって決めたし…
KH「ゴメン…もうAと会う時は…いや、今後は着ないから」
そう言ったけど、Aの笑顔は見られなかった。
・
・
・
結局…甘い雰囲気を作ることは叶わず、翌日お互いに早くから仕事って分かり。
KH「また連絡して会いに来ても…いいよね？」
その質問に首を横に振る事はなかったから…おとなしく帰って来た。
RW「おかえり〜」
リビングではメンバーの半分以上が集まって、ｲｪｿﾝﾋｮﾝとひとみの事を話していた所だった。
LT「ｷｭﾋｮﾝ、どこ行ってたの？まさか…」
答えたくなくて、無言のまま自室に入ったら、ﾄｩｷﾞﾋｮﾝが追ってきた。
LT「おい、彼女と会うのは少し我慢しろって言っただろ？電話で話せばいいじゃないか」
KH「ずっと電話も出てくれなかったんですよ、しかも引っ越してたし…」
そう返して、コートを脱いでハンガーにかける。
LT「あ、引っ越したって聞いたの？」
──ほらね、知ってたんじゃん…
LT「って…えっ、お前、そのニット着て会っちゃったの？ダメじゃん！仲直り、出来なかったでしょ？」
──えっ…！？
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
