彼女の本音 -KH- ページ24
KH-side
Aが、どう思っていたのか…彼女の口から初めて聞いて。
こんな俺に、感謝してるって？
もう十分ですって？
そう言われて、泣きそうだった。
「知ってたのに黙ってて…私こそごめんなさい。同情だとしてもｷｭﾋｮﾝさんが側にいてくれるのが嬉しかったから…」
──違う…同情じゃない…
KH「ちょっと、A…」
「もう…責任を感じて側にいてもらわなくても大丈夫です…」
──責任感や罪悪感でもない…
「知ってます。私の事で悩んだって聞きました。分かってますから」
──勝手に話しを完結させようとしないで…
Aの腕を掴んで、引き寄せた。
KH「何を分かってるの？全然分かってないよ…守りたいって…側にいたいって思ってるから…」
そう言うと、すごく悲しい表情で俺を見た。
「じゃあ…どうして仕事って言ってヨンアさんといたんですか？バレンタインも一緒だったんですよね？この前も…部屋に行こうって誘って…キスも…」
彼女の瞳から、大粒の涙が溢れ出てきて。
KH「あれは酔ってたから部屋まで送ろうとしただけで…傷つけて悪かった。まさかキスされるなんて思わなくて…」
「ショックでした…すぐに会いに来てくれなかったのはなぜですか？あの日も…ヨンアさんの方を見てて…追ってきてくれませんでしたよね」
KH「追ったよ、あちこち探した。部屋に来てずっと待ってた。その後は…情けないけどAになんて言われるのかが怖くて…」
「私だって…怖かったです！…ヨンアさんに言われました。ｷｭﾋｮﾝさんを困らせないでって…それに、私が…お金の為にって……そ、そんな事…あの人に話してほしくなかった！」
そう言って…泣き崩れた。
こんなに思いっきり感情的になっているAを初めて見た。
彼女の本音がやっと聞けた気がした。
KH「ゴメン…本当にゴメン…俺酔って…Aの事をカンPDから守れなくて悔しかったって言ったみたいで…」
両手で顔を覆って泣いているAを必死で抱き締めた。
KH「Aが…お金の貸し借りのある人とはそう言う風になりたくないって前に言ってたから…」
「えっ…？」
俺の言葉に、驚いて顔を上げた。
KH「全額返すまで待ってって言ったAの気持ちを考えて…大切にしようって、俺なりに誓いを立てて…そのくらい、Aの事が好きなんだ！」
濡れた瞳でパチパチと瞬きしてる…その姿が堪らなく愛しくて。
KH「信じて？同情でも罪悪感でもない。俺が好きなのは…Aだけだよ」
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
