自覚した想い -LT- ページ12
LT-side
泣いてるAちゃんを慰めつつも、無意識にｷｭﾋｮﾝとの間に入る隙間を探している矛盾した自分に気が付いて。
このまま側にいると、理性が保てない自覚があって。彼女を部屋に残して帰った。
翌朝、部屋に行くと、真っ赤な目をしたAちゃん。
僕が帰った後も、1人で泣いてたのかと思うと切なかった。
僕にも“同情されてる”って感じてるのが分かって。
思わず“好きになったから”って言いそうになったけど。
LT「僕も最初は同情かもだけど…今は妹みたいに思ってるから」
今はとりあえず。
“妹とお兄ちゃん”
ｷｭﾋｮﾝの事で悩んでいる間はそれでいい。
LT「ｼﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟって呼んでいいからね」
彼女には…本名で呼んでほしい。
「え…ｼﾞｮﾝｽｵｯﾊﾟ？」
その呼び方がすごく可愛くて。
抱き締めそうになった。
結局、“アパートに帰る”という彼女を車で送る。
LT「本当に大丈夫？」
「はい。明日から仕事もありますし…」
LT「ｷｭﾋｮﾝから連絡は？」
「メールが…でもなんて返せばいいのか分からなくて…」
LT「今夜会うけど、昨日の弁護士との話は報告するよ？」
ｷｭﾋｮﾝの名前を出した途端、悲しそうに涙ぐんで。
LT「気持ちがハッキリしたら連絡すればいいよ…ね？」
「………」
LT「心配になっちゃうから僕からの電話は出てね？」
そう言うと、小さく頷いてくれた。
・
・
・
事務所に行くと受付に見覚えのある人物。
LT「ヨンア？」
ﾖﾝｱ「あ…」
僕に見つかって、気まずそうなヨンアと会議室へ。
LT「ｷｭﾋｮﾝに会いに？」
ﾖﾝｱ「ううん、これ、預けに来たの。パリに帰るわ。主人とちゃんと話し合う」
ニットの入った紙袋を渡された。
LT「今でもｷｭﾋｮﾝが好きなの？」
ﾖﾝｱ「私、仕事が上手くいっても自信がなくて。全部主人が根回ししたって思えちゃって。そんな考え方をする自分自身が嫌だったわ」
LT「それで？」
ﾖﾝｱ「久しぶりに成長して逞しくなったｷｭﾋｮﾅに会ったら、昔は我慢してた事が多かったから甘えたくなったの…でも“過去は過去だよ”ってｷｭﾋｮﾅに言われて…私もそうだって気付いたわ」
LT「昨夜はなんであんな事を…」
ﾖﾝｱ「彼に守りたいって思われてる彼女に妬いたのよ…ｷｭﾋｮﾅ、あの子が好きだって何度も言うんだもの。だから謝らないわよ？」
そして、笑顔を見せて。
ﾖﾝｱ「オッパもｷｭﾋｮﾅが恋敵じゃ大変ね。頑張って…」
手を振って帰っていった。
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
