ヌナの告白 -KH- ページ1
KH-side
ヌナに呼び出された場所は…
フランスに行く前までヌナが住んでいたマンションの近くにある川沿いの公園。
車を止めて、土手に駆け降りて辺りを見回す。
“ﾖﾝｱ「…何もかも嫌…生きてたくないわ…」”
──まさか…川に飛び込んだりしてないよね？
捜し回って、ようやく川を見渡せるベンチに座っているヌナを見つけた。
KH「ヌナ！」
俺の声に気付いて振り向いた。
ﾖﾝｱ「あ…ｷｭﾋｮﾅ〜やっぱり来てくれた〜」
KH「え…？」
その様子は、想像よりも明るくて…拍子抜けした。
駆け寄ると、ヌナからアルコールの香り。ベンチの下にはビールの空き缶が転がってた。
KH「さっきの電話、何？どういうこと！？」
ﾖﾝｱ「ｷｭﾋｮﾅとすご〜く飲みたくなって…この前は私が散々付き合ったんだから…いいでしょ？」
悪びれもせずに言われて。
思わず強い口調になった。
KH「生きていたくないとかって…どんだけ驚いたと思ってんの！？」
Aのお母さんの事を思い出して…生死を軽く扱うような言葉を口にしたヌナに苛立った。
ﾖﾝｱ「私の心配してくれるの…ｷｭﾋｮﾅだけだわ…あの人なんて、電話もくれない…淋しかったのよ…」
そしてヌナは…泣き崩れた。
・
・
・
時計を見ると、Aが弁護士と待ち合わせしてた時間をだいぶ過ぎてて。
──大丈夫かな？付き添ってやりたかったな…
しばらく泣いて、落ち着いてきたヌナに訊ねる。
KH「で、何かあったの？どうしたの？」
ﾖﾝｱ「今、韓国でしてる仕事の相手も、結局は旦那の知り合いだったのよ。今日、契約する時に…“ご主人によろしく”って言われて…」
KH「ご主人を知ってる人なら、挨拶でそう言ってくるのは仕方ないんじゃない？」
ﾖﾝｱ「でも…もうフランスには戻りたくない…やっぱりこっちにいたくなっちゃって…」
──ホームシック？
KH「無理して戻らなければいいじゃん。ヌナなら韓国でも仕事出来るよ」
そう言うと俺の事を見つめて。
ﾖﾝｱ「そしたら…側にいてくれる？」
KH「えっ…！？」
ﾖﾝｱ「ここ覚えてる？ｷｭﾋｮﾅが告白してくれて、私がOKした場所…」
──そう言えば…そうだった。
KH「うん、覚えてる…」
ヌナは、俺の手の甲に自分の掌を重ねてきて…
ﾖﾝｱ「この手を離さなきゃ良かった。私がフランスに行くなんて言わなければ…今も一緒にいたでしょ？…韓国に戻ってきたら、私ともう一度…やり直してくれる？」
ヌナからの思いがけない告白だった…
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紫桜雲(プロフ) - りんさん» やっと会えました！ようやく…？次章に続きます(//∇//)引き続き読んでもらえると嬉しいです♪ (2016年8月27日 9時) (
レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あれれ？キュヒョンバットタイミング(＞人＜;)主人公ちゃん泣いちゃうよ…Σ（・□・；） (2016年8月26日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - りんさん» 主人公、動いたんですけど…イェソンさんみたいにギュがなれるかな？…この2人は3歩進んで2歩下がる感じですね(^^; (2016年8月26日 9時) (レス) id: 0e3a2fed79 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつ、イェソンさんとこみたくラブラブになるのか楽しみです。(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 13時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - キュヒョンもイェソンさんを見習って告白しなきゃ、好きだよ（≧∇≦）愛してる？ってね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年8月25日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作者ホームページ：https://twitter.com/siouun1106?s=06
作成日時：2016年8月7日 8時
