ガッカリって？ -YS- ページ49
YS-side
レストランでの写真と、お揃いのパジャマ姿の写真を並べて貼って。
──どっちの写真もいいな。
Aを後ろからハグして、立ったまま2人でボードを見つめていた。
こんな風に抱き締めて、彼女の体温を感じてるだけで、俺の心は満たされていく。
Aも同じ気持ちでいてくれてる？
──ん？これって・・
以前、この部屋で熱を出したAを看病した時に俺が残していったメモが、ボードの端に貼ってあるのを見つけた。
──こんな物まで取ってあったのか？
心が擽られて。
思わず腕に力を込めた。
YS「A・・俺、すごく幸せだ」
堪らなくAが愛しくなって。
彼女のすべてが欲しくなって。
俺の方に振り返らせて、お姫様抱っこをした。
「あっ・・オッパ？」
焦っている様子の彼女を横抱きにしてベッドまで運び、抱えたまま腰を下ろした。
小さいAは、俺の膝の上に横座りの形になり、驚いたような表情になっている。
YS「A、好きだ・・」
言いながらAの頬に手を添えて、唇を合わせる。
慈しむように・・
俺の気持ちが伝わるように・・
やっぱりAは震えてて。
俺のパジャマの裾をギュッと握ってて。
それでも、だんだん深くなっていくキスに、一生懸命応えようとしている。
そんなAが可愛くて。
──何度、可愛いって思えばいいんだろう。
「んっ・・んんっ」
苦しそうな声にハッとして離れると、潤んだ瞳で俺を見つめていた。
また1人で暴走してないか？
YS「俺のこと・・怖いか？」
「ううん、怖くない・・けど」
YS「・・けど？」
「緊張するし、恥ずかしいし・・オッパにガッカリされないか心配」
YS「ガッカリ・・？」
「うん・・」
恥ずかしそうに俯いている。
Aの言ってる“ガッカリ”の意味が分からないな。
でも・・
YS「俺の方こそ心配・・Aに嫌われたらどうしようって。ほら、こんなに緊張してる」
彼女の手首を掴み、その小さな掌を俺の左胸に当てた。
「ホント・・オッパもドキドキし・・んんっ」
言い終わらないうちに、再びAの唇を塞いだ。
2人の・・記念日の夜。
俺は、Aの初めての男になる。
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紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» (〃∇〃)いつもありがとうございます (2016年3月4日 11時) (
レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
Yemi(プロフ) - 紫桜雲さん» これ以上デュフったら変人扱いされそうですw (2016年3月3日 19時) (レス) id: a1ec49e27e (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» これからもデュフっていただけるように頑張ります♪ (2016年3月3日 11時) (レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
Yemi(プロフ) - 紫桜雲さん» 感想を一言で言うと、デュフりながら読ませて頂いております^ ^ (2016年3月3日 7時) (レス) id: a1ec49e27e (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» はじめまして。綴りの訂正しました！大事な所の間違いをお知らせ頂いてありがとうございましたm(__)mこれからも感想など聞かせてくださると嬉しいです♪よろしくお願いします！ (2016年3月2日 0時) (レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年2月22日 11時
