彼女の本音 -YS- ページ26
YS-side
やっぱり・・Aはｿﾖﾝのことを気にしてたんだよな。
次から次に出てくる彼女の想い。ちゃんと受け止めようと、震える彼女の手を握る。
きっとAは話しながらも、苦しくて辛いんだろうけど・・
俺は異常なのかな・・
それが嬉しくて仕方がない。
──だって、それは俺のことが大好きって言ってるのと同じことだろ？
そんなことを言ったら、俺こそAに嫌われるんじゃないか？
涙を我慢して、自分の気持ちを一生懸命伝えてくる彼女が堪らなく可愛くて。
俺はAを向き直らせて、正面から抱き締めた。
YS「大丈夫だから。我慢しないで、もっと話して・・」
一瞬、躊躇った様子のAの背中を擦る。
「この前の元カノもキレイだったし・・オッパは綺麗で大人の女性とたくさん付き合ってきたんだろうなって・・」
ﾐﾝｼﾞのことで深く傷つけたことを改めて思い出す。
「そんなことまで気になっちゃうけど、でも知りたくない気もして・・今までの彼女にまで妬いちゃいそうで・・」
YS「それは・・ﾐﾝｼﾞのことでは傷つけたし、過去まで否定できないけど・・正直言うと、つい最近まで恋愛なんて俺には無縁だって思ってた。女は信用できないって」
「えっ・・私のことも？」
YS「お前は違う。こんな風に好きになって、守りたい、抱き締めたいって思ったのは・・Aだけだ」
今まで女の嫉妬や束縛なんて、面倒で煩わしいと思っていたのに。
YS「ごめんな。でも今の話し、全部嬉しいぞ？」
「・・えっ？」
Aだと、嫉妬されることすら幸せに感じるんだ。
YS「お前にならいくらでもヤキモチ妬かれたい・・」
「こんな私、嫌にならない？」
YS「なんで？なるわけがない」
「本当に・・？」
YS「本当だ。その自信なさげなところも、思いやりがあって優しいところも、頑張り屋なのに泣き虫なところも・・ヤキモチだって全部可愛い・・」
体を離して、Aを見つめる。彼女の目から一筋、涙がこぼれた。
その涙さえも愛しくて。
そこに吸い寄せられるように、涙が伝う頬に唇を押し当てる。
YS「A・・好きだ・・」
そのまま・・
彼女の唇に俺の唇を重ねた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「K-POP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» (〃∇〃)いつもありがとうございます (2016年3月4日 11時) (
レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
Yemi(プロフ) - 紫桜雲さん» これ以上デュフったら変人扱いされそうですw (2016年3月3日 19時) (レス) id: a1ec49e27e (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» これからもデュフっていただけるように頑張ります♪ (2016年3月3日 11時) (レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
Yemi(プロフ) - 紫桜雲さん» 感想を一言で言うと、デュフりながら読ませて頂いております^ ^ (2016年3月3日 7時) (レス) id: a1ec49e27e (このIDを非表示/違反報告)
紫桜雲(プロフ) - Yemiさん» はじめまして。綴りの訂正しました！大事な所の間違いをお知らせ頂いてありがとうございましたm(__)mこれからも感想など聞かせてくださると嬉しいです♪よろしくお願いします！ (2016年3月2日 0時) (レス) id: a55dd2cef7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫桜雲
| 作成日時：2016年2月22日 11時
