【募集企画】蒼と紅の乱舞

昔話風に説明 ページ1

ある世界は一つの王国として成り立っていました



王国なわけで上下関係はあるものの人も獣も精霊も、皆平和に暮らしていました




国王様は国ができる前から生きていますが歳を感じさせない威と隔てない美しい心の持ち主でした。
最愛の妃を亡くしても二人の娘を美しく立派に育て上げました



二人の娘は双子で姉は青い髪に青い瞳、妹は赤い髪に赤い瞳を持ち美しく育ちました



姉は凛と美しく誠実に美しく

妹は優と愛しく謙虚に美しく



難のつけ所がなく育ってきました








しかしそんな国王様も2396回目の誕生日に息絶えてしまいました



二人の娘は死に際に国の領地を半分づつ貰い受け二人で協力すると誓いました


姉の麗姫は水の鏡
妹の美姫は火の鏡

を譲り受けました



王の座を次ぐのは当然娘のどちらかです




ですが難のつけ所が無いはずの2人は


王様がいなくなった途端どちらが美しいか争い始めました



それに便乗し国民は半分ずつ二人の側につき国は真っ二つに割れてしまいました




それからのもの



北の半分は姉の麗姫側のフィンブル(破滅の冬)

南の半分は妹の美姫側のインテスヒート(殺人的暑さ)


と呼ばれ対立しています




ですが未だに白黒つけられない使用人達は国の超ど真ん中のお城でシミシミと様子を伺いながら暮らしています






でも創設以来絶えない行事ストレイダンスの3日間は双方共和解し城を囲んで三日三晩飲んでペア(2人1組)で踊り明かす

普段獣姿の獣族も人の姿で群れの上下も解いて…





このまま決着はつくのか

まず種族→

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