入学式（？） ２ ページ11
時間は経過し、1年A組の教室にて。
「暇ダナー。」
百回目の暇ダナーを君に捧ぐよ。
君って誰だよ。
「セルフ突っ込みも、もうあきちゃったし。誰か来ないかな。」
廊下を見ると、坊主頭が動いていた。
「イナサ君！」
私が呼ぶと、彼はビクッと坊主頭を細かく揺らし、油の切れたロボットのようにギギギっとこちらを振り向いた。そして目が合った途端
「すいませんっしたーーーー！」
遁走を始めた。
「ちょっと待て。」
わたしは、ガシッと彼の襟首を掴み言った。
「私、最初っから気にしてないから。逃げないでほしいな。」
すると、彼は、きょとんとした顔をして、
「そうなんスか？普通傷つきません？」
といった。
「私は普通じゃないんだよ。まあ、仲直りもできたことだし、話相手になってくれないかい？
誰も来なくて暇なんだ。」
「そうっすね、B組にも誰も来てないっすし、お言葉に甘えて…ってあ！」
「あ？」
彼は、急に顔を赤くして、トイレがある方にダッシュしていった。
「またの機会にーーーーーー！」
…。嫌われてんのかな、私。
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黒にゃん - リア友、黒にゃんが来たぜ(`・ω・´) (2019年11月6日 18時) (
レス) id: bb9a6410ae (このIDを非表示/違反報告)
雪桜(プロフ) - 頑張って下さい！この作品って次どうなるのかめっちゃ気になって仕方ないです！！ほんと頑張って下さい！ (2019年4月20日 20時) (レス) id: c319594b2b (このIDを非表示/違反報告)
月兎(プロフ) - 面白いよ！更新頑張って! (2019年4月16日 20時) (レス) id: 45fce474d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏蜜柑 | 作成日時：2019年4月15日 16時
