5 ページ5
キーンカーンカーンコーン
一時限目の終わりのチャイムが鳴った。
大橋「終わったぁ〜!天野さんおつかれ〜!」
「おつかれ…!」
大橋くんは腕を上に伸ばして欠伸をした。
すると、大橋くんの背中を女の子がバシッッと叩いた。
大橋「ぐえっ!」
?「和也!天野さんに迷惑かけんな!」
その子はショートカットで健康的な肌、スタイルが良くて同い年とは思えないほどモデルみたいに可愛い子だった。
大橋「凛葉!いっつも強すぎんねん〜!」
大橋くんは泣き真似をしながら、その子に文句を言った。
?「ごめんなぁ〜!天野さん!こいつほんま人タラシなんよ〜なんかあったらすぐ私のとこいいにきてな!
あ!私、秋月凛葉!よろしくね!」
「秋月さん…!よろしく!」
あきづきりはさん。とても明るくて頼りになりそうな人だ。
大橋「えぇ〜!ただ天野さんと話してただけやんか〜!な!」
大橋くんは先程と同じ笑顔で同意を求めてきた。
「あ!うん!とても仲良くしていただいて…!」
凛葉「なんで敬語やねん!」
大橋「なんで敬語やねん!」
2人は息ぴったりでツッコミを入れた。2人はとても仲がいいらしい。いつもこんな様子で会話しているのだろうか。
凛葉「あ!二限目始まんで!じゃね!」
「うん!」
そう言って秋月さんは自分の席に戻っていった。
大橋「ごめんなぁ〜!騒々しくて、仲良くしてやってな!」
「うん!」
大橋くんは遠くの席の秋月さんを指差しながら、優しい声でそう言った。
244人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あきら | 作成日時:2020年7月21日 22時