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大橋「俺…天野さんのこと、
これからも大切にします」
え？
…これからも大切にします？
大橋「俺は絶対に天野さんのこと裏切らへんし、ずっとそばにおり続ける！」
あ、そうか、『愛を証明しなさい』って言われたから…。
大橋くんはその言葉を言うと女の人の様子を伺った。
しかし女の人は俯いたまま動かない。
こ、ここは私も言ったほうがいいのだろうか…
「え…っと、私、大橋くんのこと……」
や、やばい…頭が真っ白になって何も言うことが思いつかない…！
大橋くんはじっ…と私の目を見ている。
「大橋くんのこと、
すごく優しくて
頼りになって
太陽みたいに明るくて
そんな大橋くんが…
好きです」
あっ、あれ？私…何言っ…
大橋くんは目を丸くしてこちらを見ている。
女の人「そう…あなたたちは愛し合っているのね
扉は開けておいたわ、これからもその気持ち忘れないでね」
女の人はそう言ってスッ…と消えた。
「えっ！？き、消えた…」
大橋「ど、どうなっとるんや…！？」
出口を見ると、閉じていた扉は開いていた。
私たちはお化け屋敷を出ると、さっき自分が言った言葉を思い出した。
(わ、私何言ってんだ…！！めちゃくちゃ恥ずかしい…！！)
大橋くんな方を見ると、大橋くんは向こうを向いていて表情がわからない。
大橋「あの、天野さん…さっきの」
「はっ、はい！？」
突然の大橋くんの言葉に声が裏返ってしまった。なんて言われるんだろ…
大橋「演技やとしても緊張してもた〜！！！」
「……えっ」
大橋「めっちゃ真面目な顔やったからドッキドキした〜！演技上手いな〜天野さん！」
「あっ…、あは、大橋くんこそ、」
大橋くん、演技だと思ってる…
いや、実際あれはその場で咄嗟に出た言葉で、本心かどうか自分でもよくわからない。
でももしあれが本心だったら…
ーーー
女子「ごめ〜ん！！カップル仕様の最後の幽霊役のシフト忘れてた〜！！」
男子「……えっ！？でも今カップル出てったで！？」
女子「え？でも今確認してきたけど代わりにやってくれた人はいないって…」
男子「じゃ、じゃあ今のカップルを対応したのは…誰だ？」
〜〜〜
ホラー展開に特に意味はありません！
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作者名：あきら | 作成日時：2020年7月21日 22時
