恋をしました【大橋和也】 (ページ27)

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凛葉「おわっったあ～～！！！！」

今日は文化祭前日、準備期間にトラブルはあったが、何とか準備を終えることができた。

ジェットコースターは教室を一周する形にし、周りの背景もとても良い仕上がりになった。

女子「これ、前の時より雰囲気でた気せん？」
女子「確かに、めっちゃ綺麗～！！」

夜の絵の前で女の子たちが話しているのが聞こえた。
星空の下で、カップルがソファに座って星を眺めている絵。
すごく雰囲気があって、綺麗だ。

二郎「なあ！7組のお化け屋敷やべーよ！めちゃくちゃ怖なってん！」

飾り付けが終わり、他のクラスに遊びにいっていた二郎くんが教室にすごい勢いで入ってきた。

女子「まじ！？やば～！」

二郎「し！か！も！カップルやと特別仕様があるらしいで！」

二郎くんの言葉にクラスのみんなが「おぉ～！！！」と盛り上がった。

カップルだと特別仕様…！？
どんなのなんだろう。ちょっと気になるけど、私には無縁の話だ…。

凛葉「明日は3人で回ろうや！！」

1人で恋人がいないことにショックを受けていると、凛葉ちゃんと山さんが私の元に来た。

「いいの！？ありがとう…！」

山口「もちろんやで！」

凛葉「楽しもうな！」

引っ越してきた時、友達ができるか不安だったけど、今では凛葉ちゃんと山さんと

それに…

大橋「今年3人で回るんや！俺、係であんま回らんのよな～」

大橋くんはがっくりとして落ち込んでいる。

凛葉「和也が頼まれたの全部受けるからやんか！」

山口「お人好しやな～」

大橋くんは皆に頼られるらしい。
確かに、大橋くんはすごく頼りになるから、みんなに頼られるのもわかる。

そんなこんなしていると、ホームルームが始まる時間になっていた。

今年の文化祭は楽しくなりそうだ。