恋をしました【大橋和也】 (ページ3)

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？「よろしくね！」

その声の主は隣の席の男の子だった。

ふわふわのきれいな髪

白くてすべすべな肌

まつ毛が長くて透き通るような目

なにより、目を奪われるような眩しい笑顔だった。

？「俺、大橋和也！なんかあったらなんでも頼ってな！」

「あっ…！ありがとうございます！」

普段男子と話さない上に、こんなに美形な人と話すのはなかなかないから緊張してしまった。

大橋「なんで敬語やねん！！」

あっはっはと豪快に笑う大橋和也くん。
すると周りの席の人たちも笑い出す。

大橋くんはクラスの中心人物なんだろう。
剛田先生も「大橋！天野をいじめんな！」と冗談っぽく言っている。

大橋「すんませ～ん！」

また大橋くんが笑ってクラスのみんなも笑った。

先生「あ！せや、天野はまだ教科書がないから隣の大橋に見せてもらってや！」

大橋「おっ！どんどん見てや～！」

「お、お願いします…！」

不安だった学校生活が楽しくなりそうな予感がした。