HONEY LOVE ４

＊ ページ30

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「可愛いよ。」



「……………え？」









か、かわいいって…………？









「俺結構Aに可愛いって言ってんじゃん？
夜とか」


「夜……………」








"ここすげぇことになってる、可愛い"


"あんま可愛い声出すなよ"








思い返せば頭の中で思い出される数々の言葉。

それは全てベットの中。









「な、なんかやだ…………」


「なんでだよ」


「だ、だって、何それ凄い恥ずかしいっ、//」


「それ、そうやって照れるとこも可愛い。
すっげぇ言わせたくなる」


「なにを？！///」









ちゅっ、てまた柔らかい唇が重なって
一度離してまたくっつく。

流れるようにソファになだれこめば
覆いかぶさったみっくんに見下ろされる。








「こういう雰囲気じゃなきゃ
なかなか可愛いとは言えないんだよな」


「じゃあいつも本当は
私のこと可愛いって思ってくれてる……？」


「んー、たまに面倒いなとも思うけど」


「ちょっと。」









こういうとこだよね。

そうだよ、って言っとけばいいのに
正直者というか不器用というか……。









「可愛いよ、めちゃくちゃ可愛い。」








ちょっと照れながら言ってくれたこの言葉は
確かに私の胸に突き刺さった。

そして結局私はまたみっくんに溺れてしまう。









「みっくんもかっこいい！だいすき！」


「そうじゃなくて俺は
みっくんおっきいよ、って言って欲しい」


「な、なにそれっ、///」


「言ってよ？
Aの照れてるの可愛くてすげぇ好きだから」









結局"みっくんおっきいよ"っていうのは
身長のことだったらしいけど
絶対違う意味も含んでると私は思ってる。




ま、なにはともあれ
みっくんに可愛いを存分にいただいた
幸せな夜を過ごしました。






━━━━━Fin.

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