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『あ、そうだ！今日もちゃんと学校行けましたよ！』
『最近は一人でいることも少なくなって
まだ大学生活が楽しい！とまではいかないけど…
前に比べたら苦痛ではなくなりました！』
私の隣を歩くジミンくんは、いつもと変わらずに
ニコニコと可愛らしい笑顔で話している。
私はというとさっきのジミンくんの言葉が頭の中で繰り返されていて、
どこか上の空でそれに耳を傾けていた。
『あれ、なんか、もしかして元気ないですか？』
いつもより静かな私を見て不思議に思ったのか
ジミンくんが私の顔を覗き込んでくる。
ジミンくんにじっと見つめられているというだけで私の頬が赤く染まっていく。
『顔赤い…、もしかして、熱あったりして？』
「違う、違うの」
違うのだ。
多分。
この気持ちは。
自分で自分が怖くなる。
こんなに人を簡単に好きになってもいいのだろうか。
ジミンくんは私の次の言葉を待っている。
「これは、その、『え？！あれ？！ねえ！もしかして！』
ジミンくんに言葉を返そうとしたところで誰かが私の名前を呼んだ。
見覚えのある人がこちらに向かって走ってくる。
「…え、テヒョン？」
『うんそう！！ちょー久しぶり！』
テヒョンが私の手を握って大袈裟なくらいに再会を喜ぶ。
突然のことに頭がついていかない。
どうしてテヒョンが此処にいるんだろう。
そして、まさかこのタイミングで。
「戻ってきてたの？」
『うん！本当につい最近戻ってきた！』
「…そっか、」
『…この人は彼氏？』
テヒョンが私の手を握ったまま、ジミンくんに目をやる。
ジミンくんは何も言わずに俯いていた。
「えっと、お友達、だよ」
『そっか！それなら良かった！』
「…え、」
『せっかく会えたし言っちゃおうかな。
えっと。俺、まだ諦めてないから。
…俺変わったんだ。
絶対にまた好きになってもらうから。』
「え、ちょ、ちょっと何言って、」
『あ、ごめんなさい！僕用事思い出しちゃいました！
これ要らないですよね！持って帰ります。
おやすみなさい！』
この状況にいてもたってもいられなくなったのかジミンくんはそれだけ言い残し
ゲーセンの景品が入った袋を両手いっぱいに抱えて逆方向へと走り出してしまった。
私は、ただそこで呆然とその駆けていく背中を見続けることしか出来なかった。
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でんでんむし - ももじりさんこんばんは！ももじりさんのお話が本当に大好きで、Twitterでまたフォローさせていただけて嬉しいです！！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: 230413347f (このIDを非表示/違反報告)
GUMINN - えっ、、面白いですぅぅぅｗｗ！ (2018年8月31日 21時) (レス) id: 241ddcba8e (このIDを非表示/違反報告)
なたり(プロフ) - 待ってましたよ！！！！！！アーーーー嬉しいーーー！！！ (2017年7月13日 8時) (レス) id: 1b6cb27a2b (このIDを非表示/違反報告)
シータ(プロフ) - ついった見ました(>_<｡)ごちゃごちゃ言う人に負けないで下さい！私はuさんの言葉選び大好きです。これからもずっと応援していきます。 (2017年7月10日 8時) (レス) id: 3272cb3d8e (このIDを非表示/違反報告)
朝夢@あむ(プロフ) - ジミンちゃんが可愛すぎてドキドキしっぱなしです!!更新頑張ってください。 (2017年7月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 1a0bea6900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2017年2月14日 20時
