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「待って」
気がついたら、私はジミンくんのことを引き止めていた。
かける言葉を何か決めていたわけではない。
何だか放っておけない、ただ純粋にそう思う気持ちがそうさせたのだと思う。
『どうして、』
「？」
『……どうして僕なんかに、そんなに優しくしてくれるんですか
そんなことされたら、もう好きなのやめられなくなっちゃいます、…っ、』
ジミンくんはそう言ってから、涙をぽろぽろと零し始めた。
すると、周りの視線が私たちに注がれた。
少し気になって話を続けられそうにもなかったので
場所を変えて話すことにした。
ジミンくんが逃げ出してしまわないように手首を掴んだまま公園に向かった。
ベンチに座るように促すと、
ジミンくんは私から距離をあけて
遠慮がちに浅く腰掛けた。
「あのね、すごく怖かったのは本当なの」
『…』
「だけどね、ジミンくんとお話してたら
悪い人ではないんだなって伝わってきたよ」
下を向いていたからよくわからないけれど、
ジミンくんの視線が私に向いているような気がした。
「いきなりジミンくんのものになるっていうのは
ちょっとできないけど、もっとジミンくんのことが知りたいなって思ったし、こんな私でもよかったらジミンくんと、…お友達になりたいな」
私もジミンくんの方へ視線を向ける
『…こ、こんな僕でもよかったら…！』
「嬉しい！ジミンくん、携帯出して？」
人というのは不思議だなと思う。
昨日の今日で意識や思考はこんなにも変わるんだなと
なぜか自分を不思議に思ってしまった。
「これ私のカトクのQRコードなんだけど、」
画面を出した瞬間のジミンくんの機敏さを
私は一生忘れないと思う。
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でんでんむし - ももじりさんこんばんは！ももじりさんのお話が本当に大好きで、Twitterでまたフォローさせていただけて嬉しいです！！ (2020年6月12日 23時) (
レス) id: 230413347f (このIDを非表示/違反報告)
GUMINN - えっ、、面白いですぅぅぅｗｗ！ (2018年8月31日 21時) (レス) id: 241ddcba8e (このIDを非表示/違反報告)
なたり(プロフ) - 待ってましたよ！！！！！！アーーーー嬉しいーーー！！！ (2017年7月13日 8時) (レス) id: 1b6cb27a2b (このIDを非表示/違反報告)
シータ(プロフ) - ついった見ました(>_<｡)ごちゃごちゃ言う人に負けないで下さい！私はuさんの言葉選び大好きです。これからもずっと応援していきます。 (2017年7月10日 8時) (レス) id: 3272cb3d8e (このIDを非表示/違反報告)
朝夢@あむ(プロフ) - ジミンちゃんが可愛すぎてドキドキしっぱなしです!!更新頑張ってください。 (2017年7月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 1a0bea6900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：u | 作成日時：2017年2月14日 20時
