私は非術師？猿？弱者？それとも…【呪術廻戦】【夏油傑】

あれから10年 ページ45

あれから10年が経った。



お兄ちゃんは28歳に、私は24歳になった。




あれから私は呪術師として働くために高専に通った。

同時にスタドリとして活動再開して、順調だった。




雑誌にも載った。


私たちが小学校の時に読んでいた雑誌


ミュージックファンブック


あの雑誌に、スタドリが載ったんだ。





あの時、諦めなくて良かった。本当に。



生きてて、良かった。









一度だけ、人を助けた。






“灰原雄”くん。





あの時、呪力を使いすぎて2日寝込んでしまった。




でも、命を助けられたから、そんなこと気にならなかった。





高専を卒業してからは高専で硝子ちゃんと同じように非戦闘呪術師兼医師として働いている。




悟くんもお兄ちゃんも一緒に教師として高専で働いている。




七海くんと灰原くんは一旦呪術師を辞めて、会社に勤めている。







今年の新入生は虎杖悠仁くん、伏黒恵くん、釘崎野薔薇ちゃんの3人。







さらに、去年からはあの人、伏黒甚爾さんも高専で教師として働いている。




死刑に執行猶予がついたらしい。




“めぐみ”が新入生の伏黒恵くんだっていうのは驚きが隠せなかった。









お兄ちゃんと再会してから過ごした時間は本当にあっという間だった。





お兄ちゃんと離れていた約3年間の方がよっぽど長く感じた。





楽しくない日は1日だってなかった。







けど、人は強欲だと自分を通して気づいた。





今まではお兄ちゃんのそばでお兄ちゃんの幸せを願ってた。





だけど、距離が近くなる程、親密度が高くなるほど



お兄ちゃんを独り占めしたいって思うようになった。






お兄ちゃんに好きになって欲しいって思いが大きくなっていった。






お兄ちゃんは家族、なのにね

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