検索窓
今日:24 hit、昨日:36 hit、合計:18,336 hit

_ ページ9

彼には、私は本当にふさわしい?
隣にいても大丈夫?

昔っからそうだ
私はいつも誰かのこと、好きになれなかった。

好きになろうともしてなかった。

『なんでだろうなぁ』
「何が?」

急に入ってきたのはやっぱり中川選手。
いきなりすぎてほぼ絶叫。

『ゔわあっ!?びっくりしたぁ...』
「俺のことお化けとでも思ってる?」

爽やかスマイル。
いつも通りだ。

『別に。中川選手は知らないほうがいいと思います、』
「え、、余計に気になるじゃん!?」

驚いた表情で私にぴったりひっつく。
ぐ、っぐるじい...
野球選手と一般人の力は違うんだって...

「ねぇ?なにかあるなら俺に聞かせてよ。
悩んでるところ、あんまり見たくないから」

悲しそうな犬みたいな顔で私を上目遣いしてみてくる。
...可愛いって思うな...

『気にしなくていいから。私の問題だし..』
「だから気になるんだって!」

突然声を大きくした中川選手。
視線は一気に私たちのほうへ。

『...ごめん。私、まだ仕事残ってるから。』

なんとなく、その場から逃げ出したくなって。
仕事があると嘘をついて事務所へ戻った。

本当はもう、残っていないのに。

目立つことは嫌いだ。
誰かに強く見られるのも、誰かに何か悪く思われそうで怖いから、

_

4.→←3.



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
318人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りた氏 | 作成日時:2024年3月5日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。