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3. ページ8

歓声に包まれた球場内。
そんな様子をベンチから覗いていた。

なんとなく、裏へ向かおうとすると、真後ろに宮城選手が。

『わぁ、びっくり』
「反応薄いっすね。初瀬さん。」

可愛らしい笑顔を見せて、話を続けた。

「いやー、そういえば中川選手初瀬さんのこと好きらしいっすね」

しれっとすごいことを言う。
選手が広報のこと好きとか...

『特殊すぎ。』
「?どうしてっすか?」

頭上にはてなマークを浮かべて私を見てくる。

特殊って、今まで私を好きになったことある人いないし、私、誰かと付き合ったこともないし。

全部話すとめんどくさい。

『別に。気にすることもないよ。』
「ん、そうっすか。」


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作者名:りた氏 | 作成日時:2024年3月5日 7時

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