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付き合うつもりはありません! ページ2

『中川選手...カメラ近いです。』

私がカメラを構えると、めっちゃ近寄ってくる中川選手。
カメラの画面は中川選手しか写っていない。


「いいじゃん、現実で近づくと避けるからせめてカメラの中で...」
『怖いです。』

しれっと怖いこと言う中川選手。
こういうところだよね。

仕方がないので一枚だけ写真を撮った。
すると、中川選手はスマホを出して私と肩を組む。

『えっ...何!?』
「写真撮りましょ!」

私の答えもあまり聞かずに写真を一枚。

ドキドキしすぎてうまくポーズもできない。

「はい、チーズ!」

ぱしゃっ、と一枚。
小さい子みたい。

すると、写真を撮って何か言おうしているのか、すっと息を吸った。
そして、何か決心したのか口を開いた。

「Aさん、付き合って。」


まさかの一言。
まぁ、私の答えはもちろん、

『...付き合う気はありません。』

すると、中川選手はとぼけたふりをして、

「え、聞こえなかったもう一回!」

そう言った


『だから!付き合う気はありませんって!』

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作者名:りた氏 | 作成日時:2024年3月5日 7時

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