【ツイステ】妖精になりて共に朽ちる (ページ2)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,011 hit

・ページ2

急に扉が開かれてジェイドとそっくりの人間が顔を出す。

少し話をした後、そっくりな人は私を指差して笑う。

笑われたことが嫌でプイっと横を向く。

「は？俺のこと無視するとか、そんなに締められてぇの。」

そう言って私をガッと鷲掴む。

「痛い！放して！」

潰れるほどでは無いが体をギリギリと絞められてかなり痛い。

睨みながら私を掴む手を叩いて抜け出そうとするも全く気にした様子は無い。

「こんなのイルカちゃんじゃねぇ。チビで弱っちいくせに生意気なやつ。」

「フロイドっ！」

ジェイドがフロイドの腕を掴んで私を助けてくれる。

手から抜け出して、ジェイドの周りを飛び回る。

「ありがとう！フロイドは野蛮で駄目。やっぱりジェイドと契約してよかった。」

感謝を伝えるけれど人間だからかやっぱり言葉は通じないらしい。

ジェイドはそのままフロイドとアズールと話をする。

「行きましょう、Aさん。」

話が終わったのかそう言ったジェイドについて、その場を後にした。