part.55 ページ8
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テテの言葉が寝起きの頭の中でぐるぐる回る。
何回考えてもわかんない。
『えと、どういうこと？』
th「もーまだ寝ぼけてるの？そのまんまだよ。
選べないなら選ばなくていいよってこと。」
テテの考えは時々、よくわからない。
特に今みたいな当然とでもいうような表情をしている時。
th「どうせAちゃんの事だから1人でぐるぐる考えて、迷って、どうしようもなくなって、出ていくんでしょ？
もう一度失うくらいなら、独り占めできなくてもいい。
君がそばにいない生活は僕にそんな決断をさせるくらい苦痛だったんだよ、
しんどいんだ。」
『…ごめん、』
正直、テテの言う通りだった。
私は明日にでも出ていこうと、彼らのそばから離れようと思ってたの。
ただでさえ、2人がアイドルと知った以上私がそばにいるなんてことは許されないから。
そのうえ、私の勝手な気持ち1つで2人の仲を裂きたくない。
そう思ってた。
だけど今はもう正解なんてわからない。
もう、思考なんて捨ててしまえれば楽なのに。
たぶんテテの言う通りにすれば、全部うまくいく。
それならこれ以上テテを傷つける理由なんてない。
それに大好きなオッパともテテとも一緒にいられるなら私はそれがいい。
なんだ、なにもおかしくない。
やっぱりテテの言うことはいつだって正しいの。
『ててと、おっぱのそばにいる。』
th「ひひ、やっぱりAちゃんはわかってるくれると思ってた。
ならあとは僕に任せて？
ジョングギには僕が言っとくから、ここで待っててくれる？」
『…まつの、やだ』
信じてるけど、不安になる。
1人はやっぱり寂しくて、どうしようもなく怖い。
2人が私がいないと苦しいって言ってくれるのと同じように、私も誰かがいないと苦しいの。
th「ごめんね、僕の考えが足りてなかった。
そうだね、1人は怖いもんね。
なら僕と一緒に行こっか。
今日までみんなお休みだから、一緒にジョングギとお話しよう？」
『…うん。きっとね、おっぱが寂しいってなってるから早く行きたい。』
th「ん、わかった。じゃあご飯食べて着替えて可愛くしていこうね。
まだ朝早いからゆっくり準備できるよ。」
オッパは許してくれるかな。
オッパだけを選べない私を。
嫌われるのは嫌だ。
だけどどっちかを失うのはもっと嫌。
依存してるのなんてわかってるの。
でもそうじゃないといけないの。
きっと、愛の最上の形は依存じゃないのかな。
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てこのてこん(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください🥲 (2023年4月8日 15時) (
レス) @page20 id: 46c510bf24 (このIDを非表示/違反報告)
honosuke2(プロフ) - どっちかの闇堕ちかな？頑張ってください (2022年10月7日 14時) (レス) id: 7132915b11 (このIDを非表示/違反報告)
mj(プロフ) - んんんんん迷うけどテヒョン闇落ちend見たいです😳😳 (2022年8月11日 11時) (レス) @page18 id: bc6d49a888 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - 最高です！！！！！😭😭❤️ (2022年3月11日 20時) (レス) @page11 id: 0d26629009 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - いつもこの作品を読ませて頂き、楽しませて頂いてる私にとっては少し複雑なのですが😣るる様の懐の深さがすごすぎます🥺るる様のペースで構いませんので、これからも応援しています。 (2022年2月4日 1時) (レス) @page6 id: 35163f129d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rr_jk1 | 作成日時：2022年1月28日 0時
