part.63 ページ17
th side
jk「テヒョンイヒョン。…そのAの事なんですけど、」
th「なに？そんな申し訳なさそうな顔すんなって！
元々僕とは終わってたんだ。お前のせいなんかじゃないよ。
むしろ、感謝してるんだよ？」
jk「なんで、ですか？」
th「僕を前に進ませてくれたから。
すごく、ありがたいと思ってる」
あの話し合いから約3ヶ月、その話には一切触れようとしなかったジョングギが話しかけてきた。
あの次の日からはもうコンサートやら取材やら移動やらで忙しくて、ジョングクと気まずくなる時間もなかった。
だから、僕達はいつも通り。
きっと韓国に帰ってまた活動をし始めても、変わらない。
僕とジョングクは仲がいいんだから。
jk「正直、テヒョンイヒョンが本気でAを奪ろうとしてきてたら俺なんて一瞬で負けてました。
でも俺、ヒョンの事も好きだから…」
th「ひひ、ちゃんとわかってるよ！僕だってお前のこと大好きだし！！
それに、ジョングクだからこそこうしたんだ。
お前ならきっと大丈夫って思ったから！」
そう言って少しだけ乱暴に頭を撫でてやると、黙って抱きついてきた。
こういうとこがほんと弟らしくて可愛いんだよねぇ。
そうだよ。僕はジョングギだからこそ、この道を選んだんだ。
jk「ヒョン、俺はヒョンの分まで大事にします」
そう言って僕の目を真っ直ぐに見る。
少しだけ、頭に血が上るのがわかって舌を思いっきり噛んだ。
あーいったぁ。
口の中に広がる血の味が気持ち悪い。
th「うん、そうしてあげな」
早く、離れてほしくてトンって背中を押した。
あーヤバい、ほんとやだやだやだやだ。
僕の、Aちゃん。
ね、そうでしょ？
th「よぼせよ？もしかして寝てたの？」
『…ん、てて、？』
th「ん、そうだよ。ねえ僕不安になっちゃったから、いつもの言って」
『も、なぁに…』
寝起きのまだぽやぽやした声で、可愛らしく笑う。
ごめんね、ジョングク。
th「はやく」
『てて、だいすきだよ。私にはててが必要、なの。
いつも、ててをあいしてる』
th「可愛い僕もだいすきだよ。
ちゃんとバレないようにできてる？
これは僕達の秘密なんだからね？」
『ひひ、ひみつ』
なあ、ジョングク。
僕はお前だからこそ、この方法を選んだんだ。
視野が狭いお前には、到底気づけないでしょ？
知らない幸せってきっとこのこと。
みんな、幸せじゃん？
.
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てこのてこん(プロフ) - 更新大変だと思いますが頑張ってください🥲 (2023年4月8日 15時) (
レス) @page20 id: 46c510bf24 (このIDを非表示/違反報告)
honosuke2(プロフ) - どっちかの闇堕ちかな？頑張ってください (2022年10月7日 14時) (レス) id: 7132915b11 (このIDを非表示/違反報告)
mj(プロフ) - んんんんん迷うけどテヒョン闇落ちend見たいです😳😳 (2022年8月11日 11時) (レス) @page18 id: bc6d49a888 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - 最高です！！！！！😭😭❤️ (2022年3月11日 20時) (レス) @page11 id: 0d26629009 (このIDを非表示/違反報告)
nono(プロフ) - いつもこの作品を読ませて頂き、楽しませて頂いてる私にとっては少し複雑なのですが😣るる様の懐の深さがすごすぎます🥺るる様のペースで構いませんので、これからも応援しています。 (2022年2月4日 1時) (レス) @page6 id: 35163f129d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rr_jk1 | 作成日時：2022年1月28日 0時
