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part.6 ページ6

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jk「起きたの」


『うん!おはようおにーさん!
元気になった!』




朝起きると、体のだるさもなくなっててもう元通り。
今日もおにーさんはいないかと思ってたのに、コーヒー飲んでくつろいでる、


ほんとにどこを切り取ってもかっこいいなあ。




『お仕事は?』


jk「今日は午後から。これ、測って」




36.5。


うん、完璧だ。



jk「ん、治ったねよかった」


『おにーさんのおかげ!ほんとにありがとう』


jk「あ、かわいいペットにはご飯の時間だね。
てきとーにつくってもいい?」




ちょっと、意地悪に笑いながら慣れた手つきでご飯を作ってくれる。
今日で出ていくつもりなのに、居心地のいい場所にしちゃダメだよ。




『私、今日出ていくね』


jk「行く宛てはあるの?」


『ないよ〜、ぶらぶらしてたら誰かが拾ってくれるもん。

もう一年以上は、そんな感じ』




自分でも、馬鹿だなあってたまに思う。
こんな顔に全振りした生き方、今のうちしかできないもん。




jk「ここにいたらいいじゃん

俺みたいな優良物件、なかなかいないと思うけど。」



『ふふ、おにーさん自分でそれ言っちゃうんだ

だけどだめかなあ…。おにーさんみたいな優しい人だからこそ嫌なの。

それに、私がいたら女の人連れ込めないよ?』



jk「ばか、家に女は入れないって決めてんだよ(笑)

お前、その辺のジジイに拾われんじゃないの?」



『そうだよ?いつもおじさん。

おにーさんみたいな優しい人よりずっとマシだよ』





適度に適当な扱いをされた方が、私は居心地がいい。
優しくされると、大切にされると、不安になる。



大事なものほど、壊れていくのを見るのは辛いから。






jk「えーでも、お世話してあげたのにお礼もなしに出ていく訳?」


『……確かに。
何が欲しい?お金なら、あげられるかも』




私から出ていくことなんて、今までで1度しかなかったからそんなの考えたことなかった。
そうだよね、お礼はちゃんとしなきゃ。




jk「お金なんていらない。その代わり」












”誰よりも俺に従順で、可愛いペットが欲しいかも”








私の顎を撫でながら、ね? なんて言われても…。




どうしようか考えてる間に、私の体はすっかり彼の腕の中。
そのまま甘い声で囁くの、



jk「なーんも考えなくていいの。
もうお前は俺のものなんだから。

これからちゃんとしつけないとね」




どうやら私は新しい飼い主様に捕まっちゃったみたいです。





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アや(プロフ) - やばいですめっちゃ楽しみです続き!! (2022年1月7日 3時) (レス) @page46 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ほんとに続きが楽しみです!!! (2021年12月28日 7時) (レス) @page38 id: 6b33558517 (このIDを非表示/違反報告)
天使と恐竜に惚れたヨジャ(プロフ) - いつもお話読ませていただいてます(^^)とってもこのお話大好きです!!グテが主人公ちゃんを取り合いしそうでキュンキュンします♡どちらにせよ愛される主人公ちゃんが可愛すぎます!お話更新待ってます! (2021年12月14日 7時) (レス) id: 4e64304b7c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - この時点でキュンキュンしてます!どうなるのか、、楽しみです!😊 (2021年11月30日 23時) (レス) id: 32682f4dc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:rr_jk1 | 作成日時:2021年11月29日 4時

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