part.5 ページ5
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『…なんの、お仕事してるの、？』
jk「んー、秘密。」
秘密…。
飼い主様に余計な詮索をしないのもペットのルール。
『そっかあ…、でもこんなに夜までだから大変なんだね
お疲れ様、！』
さらに、疲れさせるようなことしてる私が言うのもなんだけど…。
jk「じゃあ、俺風呂入ってきてもいい？」
『…うん、だけどおにーさん、今日は隣で寝て、？』
「1人は寂しい？」
『…うん、』
「ん、わかった」
『あと、おにーさんが戻ってくるまで起きててもいい、？』
「すきにして」
しんどい時とか、暗闇とか、そんな時はいつも昔のことを思い出しちゃう。
一生消えない、大嫌いな記憶。
私が1人が怖くて、寂しいのは嫌いで、弱くなっちゃった1番の原因。
『っけほ、…しんどいよぉ……さびし、い……つらい……っ、ぅ''っ〜、』
泣くなんてこと、意味が無いからしなかったのに。
おにーさんの、…じょんぐくさんのせいだ、
素の私に優しくするから、だめなんだよ。
今までの人みたいに、可愛子ぶった私だけに優しくしてくれなきゃ。
元の私はいらないって切り捨ててくれなきゃいけないんだよ、ばか。
jk「ん、お待たせ……」
『おにーさん、！こっち…』
なかなか近づいてくれないから手を引っ張るとはいはい、って言って私のすぐそばに座った。
手に持ってたストローのささったコップを私の口に近づけて飲ませてくれる。
『手だけ……、』
jk「ん？」
『手だけ、握ってもい、？』
うん、いいよ って言ってくれて大きな手で私の手を包んでくれる。
甘えられることがめんどくさいってこともわかってる。
けど、熱だからって理由にさせてね。
jk「泣いた？」
『……ううん、』
jk「そっか…、俺がいるからね」
私の頬を優しく撫でて、ふわりと微笑んでくれた。
おにーさんのその些細な気遣いが簡単に私の心を溶かしていく。
『っ、ぐすっ、ぅ〜っ、…』
jk「うん、しんどいね、けんちゃな」
泣くことや怒ることは、私にとってすごく意味の無いこと。
だって、気づいてくれる人がいなかったんだもん。
こんなに優しい人は ”あの人” と、おにーさんだけ。
優しい人は嫌いなの。
だから、今回もまた出ていくね。
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アや(プロフ) - やばいですめっちゃ楽しみです続き！！ (2022年1月7日 3時) (
レス) @page46 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ほんとに続きが楽しみです！！！ (2021年12月28日 7時) (レス) @page38 id: 6b33558517 (このIDを非表示/違反報告)
天使と恐竜に惚れたﾖｼﾞｬ(プロフ) - いつもお話読ませていただいてます(^^)とってもこのお話大好きです！！グテが主人公ちゃんを取り合いしそうでキュンキュンします♡どちらにせよ愛される主人公ちゃんが可愛すぎます！お話更新待ってます！ (2021年12月14日 7時) (レス) id: 4e64304b7c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - この時点でキュンキュンしてます！どうなるのか、、楽しみです！😊 (2021年11月30日 23時) (レス) id: 32682f4dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rr_jk1 | 作成日時：2021年11月29日 4時
