part.20 ページ20
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テテは変わっていく。
『ね、てて…
今日はショッピングモールに行ってきてもいい？
新作のお洋服が欲しいの。』
th「だーめ。
Aちゃんはもう僕にだけ可愛いお顔を見せてたらいいの。
お洋服でも、化粧品でも僕が選んで買ってあげてるでしょ？
外は危険で怖いんだよ。」
そう言われようものなら、私は素直に従うしかない。
ううん、本当は心のどこかで喜んでる自分さえいるの。
束縛されるほどに愛されてることに、幸せを感じることだってある。
私たちはお互い依存してる。
きっと私もテテもとっくに狂ってるの。
それでも、いいと思ってた。
だってテテがそれを望むなら私だって構わないもん。
だけど…、
th「ね、Aちゃん…」
『んー？なあに？』
珍しくオフになったテテは丸一日私のそばに居てくれる。
私が甘えたらとびきり甘やかしてくれて、心もカラダも満たしてくれる。
そんな優しいテテが弱々しい声で私を呼んだ。
th「僕、もう仕事やめちゃおうかな」
『え、どうして？』
th「仕事中、Aちゃんに会えないのが辛い…。
テテ、ほんとにAちゃんがいないと死ぬの。
世界で唯一、Aちゃんだけを愛してるの。」
『でも、！ほら、ててがよく話してくれたお仕事のお兄さん達が悲しんじゃうよ、？』
そう、テテは少し前までお仕事仲間のお兄さん達の話をよくしてくれてた。
名前はなんだっけ、？
いつから話してくれなくなったんだっけ？
th「んー、いいの！僕にはAちゃんがいればそれでいい！
だって、Aちゃんも僕がいればそれでいいでしょ？
ほら、なにも問題なんてないじゃん！」
やっぱり私は間違ってたんだ。
出会った頃のテテはもうここにはいない。
いつからテテは最初の頃に見せてくれたような屈託のない笑顔を無くしてしまったんだろう。
テテの目が、こんなに変わってしまったのはいつ？
どうして、私しかうつってない瞳になってしまったの？
私が、テテを壊しちゃったんだ。
私がいなくならなきゃダメなんだ。
『てて、ありがとうね私のことをそんなに愛してくれて。
私もててが、世界でいちばん好きだよ。』
th「うん、知ってる。だってAちゃんには僕しかいないもんね。
一生、愛してるよ。」
きっとテテはすぐに私のことを忘れられるよ。
優しいあなたを私がこれ以上壊してしまう前に、
貴方とはバイバイするの。
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アや(プロフ) - やばいですめっちゃ楽しみです続き！！ (2022年1月7日 3時) (
レス) @page46 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ほんとに続きが楽しみです！！！ (2021年12月28日 7時) (レス) @page38 id: 6b33558517 (このIDを非表示/違反報告)
天使と恐竜に惚れたﾖｼﾞｬ(プロフ) - いつもお話読ませていただいてます(^^)とってもこのお話大好きです！！グテが主人公ちゃんを取り合いしそうでキュンキュンします♡どちらにせよ愛される主人公ちゃんが可愛すぎます！お話更新待ってます！ (2021年12月14日 7時) (レス) id: 4e64304b7c (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - この時点でキュンキュンしてます！どうなるのか、、楽しみです！😊 (2021年11月30日 23時) (レス) id: 32682f4dc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rr_jk1 | 作成日時：2021年11月29日 4時
