不幸体質系アイドル【名探偵コナン】 (ページ4)

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3、逃げたいページ4

相変わらず運悪いなー、私。
正面から気づかれない様にするのに必死だったけど、まさか子供に気づかれるとは………。

A『えっと……そうだけど。』

若干嫌な汗はかいているけど、ニッコリと笑いながら小声で話す。

え？無視すればいいのにって？

ダメだよ、アイドルはそういう小さい行動がファンへの信頼に繋がるんだから！

歩美「えー!歩美、Aさん大好きー!!」
光彦「あ、あのっ!サインとかって頂けたりしますかっ!」

あー、ファンなんだ、ありがとー、とは言った物の。
心の中では、大声で名前呼ばないで!!!と、叫ぶ。

今時、ネットに書き込まれると、居場所が拡散されて大変なの！だから、取り合えず名前呼ばないで!!切実に!!!

ｺﾅﾝ「おい……光彦、あんまり大声出すと……。」

女「キャー!!本物の白竹さんだー!!!」

私と子供達の会話を聞いていた女の人が叫ぶと、一斉に視線が集まる。

A『あ……。』

ほら、大事になっちゃたよ!!(泣)

営業スマイルと共に、写真をとる人達に、サービスで小さく手をふる。
いや、早急つっこまなかったけど、「本物の白竹さんだー!!!」ってどーゆうこと。私に偽物も何も無いよ。(遠い目)
…なんて、ただの現実逃避だから気にしないで………。←

あぁ………この状況といい、運の悪さといい。

A『(ダッシュで逃げたい!!!)』

これでもけっこう、大変なんです。