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さんじゅうさん。 ページ34

なんだか節々が痛い。







私は今どこで寝てるの……?




重たい瞼を開けて状況を整理する。








ここは無一郎くんの部屋だ。隊服を届けにきたはずだが、そのまま寝落ちしてしまったのだろう。





手には隊服。節々が痛いのは布団もない床で寝ていたせいだ。




ただ全く心当たりのないことが一つだけある。









目の前で蜜璃ちゃんが寝ている。






なぜ彼女はここにいるのか。

そしてもう朝なのになぜ無一郎くんはいないのか。








……無一郎くん。


思い出した。

確か私は無一郎くんと自分が写っている写真を見つけて吃驚して気絶したのだった。



例の写真は蜜璃ちゃんの傍に落ちている。



とにかく彼女を起こさなければ。



『みつりちゃーん。朝ですよーー!』






蜜「んんぅ……。A、ちゃん?」






蜜璃ちゃんは寝起きで意識がはっきりしていないように見えたが、私の顔を見るなり表情が変わった。



普段の彼女からは想像もできない。切羽詰まったような、焦ったような、そんな表情。


『あの…。なぜ蜜璃ちゃんがここに?それに無一郎くんはどこにいるかご存じですか…?』









彼女は明らかに動揺している。でも私は今の状況に至った経緯を知りたい。






蜜「…単刀直入に言わせてもらうとね、








  Aちゃんは無惨に狙われてるの。無一郎くんは奴からAちゃんの事を守ろうとしてる。」




『…鬼舞辻、無惨……?』



“鬼のボスみたいなやつ。”

一般隊員の間ではそう呼ばれている。聞いたことはあるが、私はその無惨とやらに狙われるような事をした覚えがない。




『なんで私。。しかもなんで無一郎くんは私を守るなんてこと。。』



だって無一郎くんと私は何の関わりもなかったはず…




その瞬間、さっきの写真が頭をよぎる。



蜜璃ちゃんと私の視線は例の写真に向いている。






蜜璃ちゃんは写真から目を離さずに言った。




蜜「だって、Aちゃんと無一郎くんは







































































  幼馴染だから_______。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんで無惨に狙われてるんだっけ。。?と思った方はこの小説の“じゅうご。”を読み返してみてくださいね!

今更ですが、Aさんの年齢によっては無惨様がかなりのロリコンになっちゃうことに気づきました。。。

さんじゅうよん。→←さんじゅうに。


ラッキーパーソン

蜜璃


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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:りお | 作成日時:2020年4月9日 20時

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