じゅうはち。 ページ19
顔の横には腕。
足の間には足。
背中には壁。
そして目の前には顔。
私Aは只今無一郎くんに壁に押し付けられています。
『ちょっと近いですよ無一郎くん』
無「いっつも僕ばっかり妬かされててイライラする」
『えぇ。急にそんなこと言われても………んぐっ』
唇を奪われる。無一郎くんの唇で。
前のような優しい接吻じゃない。
奪うような、無理矢理な接吻。
無一郎くんの長い髪が私の頬にかかり、部屋に水の音だけが響く。
そして長い。
まるで世界に私達二人だけしかいないような____そんな感覚。
『むいちろ、うく、、、んぐっ』
やっと唇が離され、少し抵抗しようとしたが、また無一郎くんに唇を塞がれる。
息がもたない。
酸欠寸前になったとき互いの唇がようやく離れた。
無「A可愛い。すき。」
しばらく無一郎くんのされるがままになり、やっと解放された私はその場に座り込んでしまう。
無「ごめんね。苦しかったよね。」
『いえ。大丈夫です……。』
私を見つめてふわっと微笑みながら彼は言った。
無「いつか、いつか絶対、、
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Aにも好きって言って貰うから。」
そんな無一郎くんの事をどんどん知りたいと思ってしまっているのは___
____まだ内緒です。
ラッキーパーソン
蜜璃
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作者名:りお | 作成日時:2020年4月9日 20時