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次の日
家族には隼と付き合ってることは言ってない。
だからいつも通りの自分でいなきゃいけない。
泣きたい。けど泣けない。
いつも通りの通学。
「今日は話いっぱい聞いてもらお。」
そう呟いた。
莉子「唯!昨日大丈夫だった?隼くん。」
「全然。大丈夫じゃない。」
いっちー「隼くんどーだったの!?」
のむ「どったった?」
「目を覚ましてない。」
莉、い、の「え?」
莉子「目を覚ましてないって?どーゆーこと?」
「隼まだ意識不明で、結構大変な事故だったみたい」
いっちー「唯大丈夫?」
「どうしよう。私。私、隼いなかったらこの先絶対生きていけない。目、覚ますよね。大丈夫だよね?」
莉子「大丈夫、きっと隼くんは大丈夫だよ。」
「まだ連絡来なくて。寝れなくて、家族にも言ってないから家でも泣けなくて。うぅ...。」
莉子「大丈夫。私たちの前では泣いていいよ。」
「うぅ...。隼が...。ゥゥ...。」
ブーブー
「電話だ。亜嵐くんからだ!もしもし?」
亜嵐「隼が目を覚ました!今すぐ来れる?」
「ほんとに!?行く!今から行く!」
亜嵐「わかった待ってる!」
「うん!」
莉子「なんて?」
「隼目を覚ましたって!今から行ってくる!」
莉子「私たちも行く!」
「うん!よかった。目を覚ましてくれて。」
隼、ありがとう。目を覚ましてくれて、
また一緒に笑い合おうね。
.
.
.
なんであんなことになったんだろう。
もう1度あなたと笑い合いたいです。
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くろき - 面白いです!更新楽しみに待ってます! (2018年4月6日 17時) (レス) id: dfbb4dddc9 (このIDを非表示/違反報告)
数寄 玲於 - 主人公の切なさがひしひしと伝わってきます。隼君早く思い出して! (2018年3月1日 17時) (レス) id: ac36571321 (このIDを非表示/違反報告)
ジェネファン - 面白いですね!更新待ってます* (2018年3月1日 0時) (レス) id: b41e986af5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:M.M.S.R | 作成日時:2018年2月13日 21時