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いつものように電車を待つ私。
ふと周りに目を渡すと、見知らぬ男の人と目があった。
(奇抜な髪色…。もしかして…いや、ないか。)
一瞬懐かしさを感じたものの、気のせいだとかき消す。
(大我…なわけないよね!なんか女の子連れてるし。)
お互い、思わず見つめあったまま視線をそらすことができなくて、そうこうしているうちに
「きゃ…!?」
なぜか今日は異様に客が多い。
私は半ば足を浮かせつつ電車の中になだれ込んだ。
電車の中はすし詰め状態!
もう上も下も分かんない!
そんたこんなで動き出した電車だったが、なぜか急停車。
乗客がザワつく中、車内アナウンスが流れた、が。
「〜〜〜!」
そんなもの聞こえやしない。
私は電車の壁と誰かの体とサンドウィッチ状態になっていた。
？「ちょっと〜!この女とくっつかないでよ!!」
？『うるせー!やりたくてやってンじゃねぇーよ!』
(ﾔﾊﾞｯ…彼女さん?怒らせちゃったっぽい…)
時刻を確認しようにもスマホは見られない…
「ねえ!離れてってば!」
『うるせぇーガキ!黙ってることぐらい出来ンだろ!』
(き…気まず…てか後者のがうるさいんですけど…)
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作者名：ニコ | 作成日時：2017年9月22日 22時
