17 ページ17
*
この事があってわたしはいろいろと調べることにした。
…改めてわかった。
わたしのことなんかどうでもいい。
お母さんはわたしを見捨てたんだ。
わたしを山頂に取り残してひとりで降りていった。
わたしはお母さんの子供なのに…お母さんには新しい娘ができていた。
…なんで、なんでなの？
お母さんの写真ホルダーにはわたしとの写真はなくて知らない男の人と白くて綺麗な小さな女の子との写真しかなかった。
この子がきらい。
気に入らない。
許せない。
この男の人も。
わたしのお母さんを奪ったんだ。
お母さんは 憎むなんて醜いことしないで って言ったよね。
…今ではお母さんも憎い。
わたしが隠れてお母さんの携帯を触っていたらそれに気づいたお母さんは激怒した。
いや、もうお母さんじゃない…元お母さんだね。
元お母さんはわたしのことを他人と思って接しているかのようだった。
実の娘に対する対応じゃなかった。
優しいお母さんを見てみたかった。
他人か
わたしもそう思うことにするよ。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - いや、イラストめっちゃうま過ぎません？ (2月3日 10時) (
レス) id: 9cceebbfe5 (このIDを非表示/違反報告)
ﾑﾒｲ(プロフ) - 話も、イラストの感想もどっちも聞きたい。是非コメント待ってます。 (1月21日 21時) (レス) id: c6112c58fc (このIDを非表示/違反報告)
コップの水 - その文才僕にも分けてください、、、 (1月6日 18時) (レス) @page5 id: b530afcb79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ﾑﾒｲ | 作成日時：2024年1月2日 21時
