第6話 ページ7
千羅(センラ)side
るいに連絡しても返事が返ってこんかったし
電話してもでえへんかった。折り返しもない。
るいは電話出られんくても必ず折り返しする。
でも電話してから一時間程経っとんのに
ひとつも連絡がない。どう考えてもおかしい。
考えたくないけどるいのことやから倒れてるかもしれへん。
あいつは自分の体のことようわかっとらん。
ただでさえ体弱いのによく無理をする。
その反動で倒れることなんかしょっちゅう。
「いい加減無理する癖直せっちゅーねん。」
なんて言葉を溢して急いでるいの家に向かう。
「おいっ！るい！？おるか！？！？」
急いでスペアキーで鍵を開け靴を脱ぎ捨て部屋に上がる。
もう外は暗くなってきているのに電気のついてない部屋。
多分寝室にいるだろうと思い寝室のドアを開ける。
「っるい！？」
寝室に入ると床で倒れてるるいを見つけた。
急いで駆け寄ってるいの体を少し起こす。
触れると低体温のるいからは考えれない体温を感じて冷や汗を流す。
「るい、おい。しっかりせぇ！！」
呼び掛けながら肩を揺らしたり、
頬を少し叩いたりしてもまったく反応しない。
とりあえず容態を見るためにるいベッドに運んで
電気をつけるとるいの顔がはっきり見える。
体温が高くなってるから顔は赤いのに
どこか血の気のない顔色をしている。
頬にはうっすらと涙の跡がある。
「るい、泣いてたんか、、、、?」
なんて発して返事は返ってくるわけなくて。
とりあえず体温計やら冷えピタやらを取りに行こう。
体温を計ったりして一通り見て風邪だと判明する。
多分この様子だといつものストレスとかからくる体調不良。
でも今回のはいつもよりしんどそう。
俺がライブとかで留守にしてた間仕事以外のことしてなさそうやねんなぁ。
睡眠は少し位はとってたやろうけど、飯なんか全然食っとらん。
ほんま、これでよぉ仕事しとったな。
目が覚めたらお説教、と言いたいところやけど
この調子やとそれは体に毒なのでまたの機会に。
「とりあえず目ぇ覚めたときように飯作るか、、」
そう一言溢して俺はキッチンに向かった。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2022年6月6日 16時) (
レス) @page35 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
みー - めっちゃ面白いです!更新応援しています!アーヤも頑張れ! (2021年1月19日 23時) (レス) id: 303779535f (このIDを非表示/違反報告)
恵比寿寄りの目黒(プロフ) - 絶対伸びますやん！←可愛ええセンラさん見れて良かったです！応援してます！(*´∇`)ﾉ ではでは〜 (2021年1月10日 21時) (レス) id: d60f899e7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千ヶ原 | 作成日時：2021年1月6日 9時
