息子よ、気付け ページ12
ぐぅママSide
Aと一緒にいたのは
パクジミンくん
挨拶もできて
ちゃんとAを大切にしてくれてる感じがする男の子だった
私の野生の勘ってヤツが
"Aと付き合うのはジミンくん"
って言ってる気がする
無理矢理ヘヨンに会わせる形にはなったけど……
私も2人の馴れ初めを聞きたい！！
ご飯を食べていけ！！なんて言うヘヨンに私も参加したいと言えば
「当たり前でしょ！！ぐぅちゃんに勝手にご飯食べなさいって言ってきなさいよ！！」
あっ、そうだ！！
完全にぐぅの事忘れてた！！
急いで家に帰れば
JK「お帰り〜おな「勝手に食べてて！！ママ隣でご飯食べるから！！」……はぁ？じゃ、俺も行く」
「あんたはダメ！！今Aの彼氏が来てるから！！2人の馴れ初め聞かないと！！」
JK「はぁ？Aに彼氏……？」
「同じ制服だったけど？知らないの？」
JK「クラス遠いし……」
「彼女出来るとAと話さなくなるし、一緒にいないもんねぇ〜」
JK「そんな事ねぇ〜よ」
「そう？ぐぅ、あんたに彼女出来るとAは"良かったね"って言ってくれるでしょ？あんたもAに彼氏出来たんだから"良かったね"って言ってやんなよ？」
JK「……分かったよ」
「失って気付いても遅いからね？近くに居すぎて気付かない物もあるんだよ？」
JK「なんだ、それ？」
「お子ちゃまには難しいか〜」
JK「はぁ！？」
「まぁ〜もう手遅れなんだろうけど。。。可愛い息子の為にママは助言したくなったのよ」
なに言ってるか分からないって表情のバカ息子に
気付いて欲しくて意地悪な言い方をしてみた
「あ〜！！早くしないと！！ジミンくんとの話聞きそびれるかも！！」
JK「……ジミン……」
ちょっと悔しそうな顔してんじゃん
まぁ〜頑張りなさい！！って気持ちを込めて
Aの彼氏候補の名前を教えてみた私は、まだ心の中で
あの可愛らしい約束が現実になるのを望んでるのかもしれない。。。
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作者名：moca | 作成日時：2019年3月29日 18時
