ヒヨコの妹が恋をしました (ページ39)

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38好きが募るページ39

窓を開けて外の空気を確認しようとした時……
家の前に人影を見つけた。。。

見慣れてる制服姿じゃなくても
すぐ分かった

『どうして……』

急に声が聞きたくなった。。。

"prrrrrrr"

違うかもしれない……
そう思ったけど、その人はスマホを耳に当てた

「もしもし」

『クック先輩？』

「そうだよｗｗ俺に掛けたんだろ？」

『うん…』

「準備できたの？」

『クック先輩は？』

「まだだよ」

『…………』

「A？」

『………うそつき……待ち合わせ…ここじゃないよ……』

「えっ？」

そう言うと家の方を見た

『…いつから待ってたの？』

ニコっと微笑んで

「早く会いたくなって迎えにきた」

『……私も…早く会いたかった…』

「同じだねｗｗ」

そう言って笑うクック先輩を見てたら胸が痛くなって
早く会いたくなって……
ジョングクって呼びたいって思った。。。
でも……恥ずかしくなって口から出たのは

『……ぐぅ……ズルいよ……』

"ぐぅ"と呼んだ私を優しい顔をして見ている

「………ねぇ、もう1回呼んで…」

『……ぐぅ……』

「今日から"ぐぅ"って呼んで」

『……いいの？』

「うん。早く来てｗｗこの距離がもどかしいから……」

『待ってて。すぐ行くから』

慌てて階段を降りて
リビングにいる2人に

『ぐぅ来てるから、もう行くね！！』

そう言って玄関に向かっていた
リビングからは2人の騒ぐ声が聞こえてきたけど
外には、私の心をドキドキさせる人が待ってる。。。

今日私は何回心臓が痛くなるんだろう？
あなたを好きなんだって、何回思うんだろう？