ヒヨコの妹が恋をしました (ページ34)

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33声が聞きたかっただけページ34

明日着る洋服も決まって…
約束の2時間前にソヨンが来てメイクとヘアアレンジしてくれて…

ソヨンが言うクック先輩とのデートの準備と確認をしていた

『あと5分でパック終わりっと！！』

ソヨンが

「寝る前にやって！！明日可愛くなるために！！」

って無理やり渡してきたパック

「いいやつだから！！」

無知な私には分からない。。。
でもソヨンの迫力に負けて、ちゃんとやってる私は偉い！！

"prrrrrrrr～"

スマホが鳴って相手を確認せずに出た
この時間だとソヨンからだって思ったから

『もしもし～』

「元気だねｗｗ」

『へぇ？』

間抜けな声が出ちゃった……

「誰だと思って出たの？ｗｗ」

『ソヨン？』

「アイツ、こんな声低くないだろｗｗ」

『パックちゃんとしてる？って確認の電話だと思ったから』

「パックしてんの？俺、期待してもいいの？」

『ソヨンがデート前にするのは当たり前って言うから…』

「じゃ、俺のため？」

『うん、だって明日デートなんでしょ？』

「そうだよｗｗ」

『どうして電話……？』

「声が聞きたかったから…それじゃダメ？」

『……ダメじゃない……』

「じゃ…もう少し話そｗｗ」

『クック先輩がいいならいいよ……』

「そろそろクック先輩やめない？ｗｗ」

『ジョングク言いづらいもん』

「じゃ…明日だけクック先輩禁止にしよ？ｗｗ」

『じゃ～なんて呼べばいいの？』

「そうだなぁ～考えとくｗｗ」

この後、ソヨンが明日オッパとデートする話とか色々話した
Aがウトウトし始めたのを感じたジョングクが

「A、眠いだろ？明日会えるし切るよ？」

『……やだぁ……もう、少し……声聞いてたい……』

「じゃ…歌ってあげるから寝なｗｗ」

『……うん……』

そう言うと、綺麗なジョングクの歌声が聞こえた
その歌声にAの瞼が下がっていく。。。

何となく寝たのを確認したジョングクは

「おやすみ……明日好きをたくさん伝えるから……」

そう言って電話を切った

Aは、ジョングクに「好き」と言われて抱き締められる夢を見たのだった。。。