８５話 貴方 ページ2
ロビーの前まで侵入する事が出来た…が
そのロビーには黒いスーツに身を包み辺りを警戒する人達
つまり、警備員がいた
非常階段はすぐそこだけど予想以上に警備が多く無事に通過出来るとしたら確率は低い
皆は冷や汗をかき、どうしたものかと思考を巡らせた
ビッチ「何よ普通に通ればいいじゃない」
と、この場に合わない陽気な声が聞こえた
菅谷「状況判断もできねーのかよビッチ先生！！((ｺｿｯ」
木村「あんだけの数の警備の中どうやって…((ｺｿｯ」
大声を出せないため小さめな声で反論する２人。
２人以外の皆も同じようで焦った顔をしたり青筋を立てている人がいた
ビッチ「だから、普通によ」
カツカツとヒールを鳴らし、いつもみたいに“普通”に歩くビッチ先生
でも演技か少しフラつきながら歩き警備員の１人にぶつかる
会話の内容は少ししか聞こえないが警備員の顔が赤くなったのでそれっぽい事を言ったのだろう
何回か会話をし、ビッチ先生はピアノの前に置かれた椅子に腰を掛けた
ピアニストとか言ったのかな？
鍵盤の上に構え、吸い寄せられるように指が鍵盤を流れた
そのしなやかな指から奏でられる音達は弾むように見いだされる
ビッチ先生自体も一つの音のように…
警備員の人達は顔を赤らめてビッチ先生に釘付けになっていた
ほとんどの警備員がピアノの周りに集まってきたときビッチ先生の腕が鍵盤を離れ椅子の脇に…
ちょうど私達が見える位置に動いた
ビッチ「(２０分稼いであげる。行きなさい)」
そう合図を受け、非常階段へと移動する
今のうちに通るだけ…なのに
思わず目を奪われた
“なんて綺麗な先生だろう”って…
菅谷「すげーやビッチ先生」
磯貝「ああ、ピアノ弾けるなんて一言も…」
悠馬が言いかけたところで烏間先生が口を開いた
烏間「君等に会話術を教えているのは世界でも一･二を争う色仕掛けの達人なのだ」
殺「ヌルフフ、私が動けなくとも全く心配ないですね」
手元の殺せんせーが笑いながら言うので私は思わず苦笑いしてしまった
改めて知ったプロの大人の技術の威力
殺せんせーは動けなくとも…プロ揃いのＥ組の先生は頼もしい！
…でも、それでも相手は一緒
だけどすぐに思い知る
敵もまた手強いプロの大人だって
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まる - すごい面白くて、一気読みしてしまいました…更新、待ってるので！頑張って下さい！！ (2019年7月20日 23時) (
レス) id: 0eeafb4439 (このIDを非表示/違反報告)
チグリジア(プロフ) - この話面白くて最初から最後まで一気に見ました。もう更新しないんですか？更新してくれることを願っています。 (2019年1月13日 5時) (レス) id: 803975c8a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - これで終わりなんですか？ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 45c54546c1 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き - 更新待ってます。すごく面白かったので。頑張って下さい。 (2015年8月24日 18時) (レス) id: 6ef66edffc (このIDを非表示/違反報告)
月城*信乃 - はじめまして&あけましておめでとうございます。更新頑張ってください、応援しています(´∀`)Vv (2015年1月4日 20時) (レス) id: faedc93b10 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こう | 作成日時：2014年7月6日 15時
