大介 ページ6
亮平side
ひとまずの処置は終えた。
解熱剤も投与したので
俺は康二の運転する車の助手席を最大限倒して
脇に保冷剤を挟ませて佐久間を横にした。
そして俺自身は後部座席に乗り込んだ。
康二 「んじゃ出発するで?阿部ちゃん、さっくん頼むで」
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時刻は18;45
自宅に帰りつくと俺は佐久間を寝かせるため、
和室に布団をひいた。
康二が佐久間を車から抱えてくれ連れてきてくれた。
康二 「さっくん・・ここでゴロンしとってな。」
佐久間はよっぽど辛いのかぐったりしていつもの元気は皆無だった。
凍っていたはずの保冷材は2つともぬるくなってしまっていた。
康二 「阿部君〜さっくんお粥とか食べれるかな?」
康二がキッチンから声をかけてきた
亮平 「作れる?」
康二 「まぁ・・なんちゃって風なら。」
俺も全くできないわけではないが自信はない。
康二 「ほんなら阿部君、さっくんとこついとってあげて?俺作るから」
俺は料理を康二に任せて佐久間につくことにした。
康二 「あれっ?今日俺らだけやったっけ?帰宅組。」
亮平 「うん。だから3人分だね。」
和室の布団にぐったりの佐久間は汗もとてもかいていた。
亮平 「拭かなきゃな・・・タオル・・。」
俺がタオルを取りに行って戻ってくると佐久間が起きた。
大 「あべちゃ・・・?」
亮平 「ん?どした?大丈夫か?」
大 「しん・・ど・・・。」
そらそうだよな・・・
計ったら39・5あったもん。
亮 「ごめんな。病院で解熱剤入れたし下がると思って連れて帰ってきたけど・・」
俺は冷蔵庫に追加の保冷剤と冷えピタを数枚とってきた。
亮 「佐久間?冷えピタ貼るから向こう横向いて?ちょっと冷たいよ」
佐久間の後髪を上げ、首の後ろに1枚。
貼る瞬間、冷たかったのか少しだけ、ピクッと反応した。
亮 「冷たかった?」
大 「ん・・きもち・・・・」
亮 「そっか。」
佐久間のおでこに触れるとここの冷えピタもぬるい
亮 「これも変えるか・・・」
前髪を丁寧に掻き分け冷えピタをはがし手を当てた。
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バナナ - 続編つくってもらいたいです (2022年9月26日 19時) (レス) id: 1fdf6b055d (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエストお願いします! 吐瀉物を浴びた舘様が意識不明の重体になる話が見たいです!治った後に翔太くんが過保護になる話が見たいです! (2020年6月19日 16時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - リクエストおねがいします!!阿部くんが体調が悪いことを隠して無理し続けて,倒れてしまい,ゆり組に看病して欲しいです! (2020年6月12日 13時) (レス) id: b69e89989c (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - リクエストお願いします!舘様がずっと救命医で朝から晩まで働いていて全く寝れていなかったせいか具合が悪くなりそれを秘密にしてて勤務してて倒れるまで我慢してしまうというお話がみたいです!語彙力なくてすみませんm(。>__<。)mよろしくお願いします! (2020年6月7日 20時) (レス) id: 871b2fd33b (このIDを非表示/違反報告)
九十九屋(プロフ) - 康二が子供を庇って階段から落ち軽い骨折しちゃって皆に看病される話お願いします (2020年6月5日 16時) (レス) id: 15ce4bcc49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椋【ムク】 | 作成日時:2020年5月29日 3時