翔太 ページ20
涼太side
夕方、
玄関があいた。
「ただいま」も何もなく
リビングにへたり込んだ。
涼太 「翔太・・？」
返事は帰ってこない。
ただ・・何も聞いちゃいけない。
そう悟った。
俺はしばらくそっとしておくため自室に戻った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
部屋に戻り携帯を開くと着信が来ていた。
ｐｌｌｌ ｐｌｌｌ
辰哉 「もしもし？」
涼太 「あっ、俺だけど。なんか電話した？」
辰哉 「翔太帰ってきた？」
涼太 「帰ってきたけど・・・様子が変・・」
辰哉 「絶対目離さないで！！」
涼太 「え？・・何があったの？」
ふっかは少し間を開けて話し出した
辰哉 「昨日翔太の24週の患者が緊急搬送されてきて・・・
それでその・・・
全力は尽くしたんだけど
・・・・・母子ともに・・ダメだった」
その時だった
ーパリーンッー
ーガシャーンッー
物の割れる音に驚き廊下からリビングを見下ろすと
翔太 「ウワァァァァァッ！！！！！！！」
「ハァ・・ハァ・・クッソォォッ！！！！！」
辰哉 「え？なに？今の音！！」
俺は電話を放り出し1階に走った
涼太 「翔太ぁっ！！！！」
リビングの自分のお気に入りの香水の瓶やボトルを
めちゃくちゃに壊す翔太を
俺は押さえつけた・・・
翔太 「はな・・っせっ・・・！！！涼太ぁっ！！！」
涼太 「離さねぇよっ！！！落ち着けって！！」
最初こそかなりの力で暴れていた翔太も
次第に声に涙が混じり
その場に崩れ落ちた
翔太 「りょ・・たっ・・・ハァ・・ハァ・・フエッ・・
オレ・・・・・おれの・・せいで・・フエッ」
涼太 「翔太のせいじゃない。大丈夫。はい一旦深呼吸しよう。
吸って？・・・吐いて・・・」
翔太 「スーッ・・フエッ・・・ヒッ・・・スー・・ッッ・・」
涼太 「落ち着いた・・・？」
翔太は涙は止まらないものの何とか会話できるまでに呼吸を整えた
俺は翔太をそのままリビングのソファに座らせた
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バナナ - 続編つくってもらいたいです (2022年9月26日 19時) (
レス) id: 1fdf6b055d (このIDを非表示/違反報告)
果恋 - リクエストお願いします！ 吐瀉物を浴びた舘様が意識不明の重体になる話が見たいです！治った後に翔太くんが過保護になる話が見たいです！ (2020年6月19日 16時) (レス) id: 9af56d7aaf (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - リクエストおねがいします！！阿部くんが体調が悪いことを隠して無理し続けて，倒れてしまい，ゆり組に看病して欲しいです！ (2020年6月12日 13時) (レス) id: b69e89989c (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - リクエストお願いします！舘様がずっと救命医で朝から晩まで働いていて全く寝れていなかったせいか具合が悪くなりそれを秘密にしてて勤務してて倒れるまで我慢してしまうというお話がみたいです！語彙力なくてすみませんm(｡>__<｡)mよろしくお願いします！ (2020年6月7日 20時) (レス) id: 871b2fd33b (このIDを非表示/違反報告)
九十九屋(プロフ) - 康二が子供を庇って階段から落ち軽い骨折しちゃって皆に看病される話お願いします (2020年6月5日 16時) (レス) id: 15ce4bcc49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椋【ムク】 | 作成日時：2020年5月29日 3時
