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八話 ページ8

「……あの」

勇気を出して声をかけると三人の内二人がこちらを向いた。

「ここ、美術室です」

無意識に腕の力が強くなる。ネコさんが低く唸った。

「……俺ら、ここが部室って言われてきたんだけど?」
「あ!お前B組のシロートじゃね!」

皆は私の絵が下手だと言う。ある日風景画のクラス内コンテストで美術の先生から何から何までなってないと駄目出しを食らった。

認めていないが、そんなことから私のアダ名は「シロート」となった。

開けっ放しの窓から強い風が吹く。
ゆらりと立ち上がった一人に、自然と足が後退する。

「お前ずっとここ居座ってるけど正直邪魔なんだよ」
「絵も特別上手くねーしな」
「……個性に着られてるし」

「そんなこと言ったって……でも明け渡しは来年のはずじゃ」

「あー、それ?お前の顧問から直々に紙もらったから。だからさっさと出てけよ」

……私に相談もなしに……どういうこと?

「そんな……何、ちょっとやめてよ!」

“紙”を片手でひらひら掲げながらテリトリーに入ったかと思えば、私の命とも言えるキャンパスを次々と薙ぎ倒す。

「マジで邪魔、スペース取り過ぎ」

無抵抗に倒れたキャンパスを足蹴にする奴にしがみつく。ネコさんは首に跳びかかる。

「やり過ぎだってー」
「オイオイ」

「離れなさいよ!!」

「いってぇなァ……!! クソアマ!」

「ネコさん!」

奴と揉み合っていると視界の端にぶっ飛ぶ青黒いもの。ネコさんの華奢な身体が床に叩きつけられていた。

「最低!この下衆男!!」


私がそう叫んだ時、扉が開かれる音が。

「な、Aちゃん!!?」




(ヒーローみたいね)

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爆豪緑茶@僕アカ(プロフ) - 鍵話さん» コメントありがとうございます!まだまだ改善点が見受けられますが、褒めてくれて嬉しいです(*^^*)そうなんですか!?今度遊びに行かせてください|ω・`)わかります、結構思い切りがあるキャラが多いので爽やかな感じがして楽しいです(^^♪ありがとうございました! (2015年3月14日 10時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
鍵話(プロフ) - 中編でこのストーリー…すごいですね! ヒロアカ、いいですよね。私も書き始めたんですが、読んでても書いてても爽快感があふれる作品ですよね。 (2015年2月8日 18時) (レス) id: 76aa89a760 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - いえいえ♪なんか恥ずかしいね(^v^) (2014年12月28日 18時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶@僕アカ(プロフ) - 時雨さん» ほんとう!?良かった!私も時雨ちゃん好きだよ、いつもありがとう('∀`) (2014年12月28日 11時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 二日でもすっごく面白いよ!!私爆ちゃんの書いた夢主ちゃん大好きなんだ!!あ、爆ちゃんもダヨ☆(( (2014年12月28日 10時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爆豪緑茶@僕アカ | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/mylist  
作成日時:2014年12月27日 20時

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