占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,154 hit

四話 ページ4

放課後。
美術室で待機する私。

「(来てくれるかな……来てくれるかな)」

自分用に割り振られたスペースの中には、たくさんの絵画たち。
私の個性を使って、たまーに絵の中の生き物たちと遊んだり、お話したりもしていた。

「(小さい頃は体が弱かったから、もっぱらこの絵とお話してたな)」

そう思いながら手を添えたキャンパスは、私が三歳頃に適当に描いたものだと思う。

ところどころシミやほこりで汚れているが、中の絵はしっかり形を保っていて、今にも動き出しそうだ。

確か、あの時の私はペットが欲しくて親にねだっていたっけ。
頑として首と縦に振らないあの人たちに、悲しくなりながらヤケクソで描いたものだ。

……久しぶりに話してみるか。

彼−−モチーフは猫だった気がする−−の身体に触れるとあら不思議。もこもこ板から盛り上がって、ぽんっと軽い音をたてたと思えば膝に少しの違和感。

ちなみに、出てきた絵の質量はその絵を描くのに使用した絵の具の量である。適当に計算したら合致したので、恐らくそうだろう。

「いよう」

「久し振り、ネコさん」

前足をたたみこちらを見上げながら尻尾を振る−−多分手を振る挨拶のつもり−−ネコさん。

「しばらく呼ばれてなかったから違和感あるな」

しばらく膝の上で休むのかな、と思ったら、ネコさんは素早く身軽に地面に飛び降りて、数歩ぎこちなく歩いた。


「それでもちゃんと歩けてるでしょ。さすがネコさんだよ」
「やはりか!」

ネコさんは首だけをこちらに向けて、これまた尻尾を左右に振った。




(旧友との再会)

五話→←三話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

爆豪緑茶@僕アカ(プロフ) - 鍵話さん» コメントありがとうございます!まだまだ改善点が見受けられますが、褒めてくれて嬉しいです(*^^*)そうなんですか!?今度遊びに行かせてください|ω・`)わかります、結構思い切りがあるキャラが多いので爽やかな感じがして楽しいです(^^♪ありがとうございました! (2015年3月14日 10時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
鍵話(プロフ) - 中編でこのストーリー…すごいですね! ヒロアカ、いいですよね。私も書き始めたんですが、読んでても書いてても爽快感があふれる作品ですよね。 (2015年2月8日 18時) (レス) id: 76aa89a760 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - いえいえ♪なんか恥ずかしいね(^v^) (2014年12月28日 18時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶@僕アカ(プロフ) - 時雨さん» ほんとう!?良かった!私も時雨ちゃん好きだよ、いつもありがとう('∀`) (2014年12月28日 11時) (レス) id: a57d88f4d5 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 二日でもすっごく面白いよ!!私爆ちゃんの書いた夢主ちゃん大好きなんだ!!あ、爆ちゃんもダヨ☆(( (2014年12月28日 10時) (レス) id: 51504552ac (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:爆豪緑茶@僕アカ | 作者ホームページ:http://ulog.u.nosv.org/mylist  
作成日時:2014年12月27日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。