つづき ページ11
「……まあいい、俺がなんとかする」
「「なんとかって？」」
「ハモるな。……俺にしかできない。とAに質問がある」
「はい」
「お前は頭痛持ちなのか？」
……これは答えられるだろうか。……一応、やってみようか。
「ちがう」
……。
……いけるみたい。よかった。
「弱みって握られてんのか？」
「……」
「ダンマリか」
「Aちゃん、俺らはAちゃんを助けたいんだよ。できるだけ答えて欲しい」
「……いや、山田。Aは答えないじゃなく、答えられないんじゃないか？何か話せば強い頭痛が襲うだろ？個性か何かの影響だと俺は考える」
「…………そんな個性があんのか？」
「この世界は広いんだ。Aに貸してもらった本にも書いてあったな」
「……それは……辛かったな、Aちゃん。もう俺らが助けるからな！！」
「お前じゃ不安だろ」
「WHAT'S！？」
……ふふ、なんだこの二人。漫才師みたいだ。
シリアスっぽかったのに、ね。
私が耐えきれずくすくす笑っていると、二人はキョトンとした顔で私を見つめてから、手を伸ばしてきた。
少し身構えれば柔らかな衝撃かける２。
……なんでまた頭を撫でられるのだろう。
「なーんかAちゃん妹みてーだわ！」
「ガキっぽいな」
「二人ともなんか失礼じゃないですか？」
そう憎まれ口を叩きつつも、二人に撫でられてふわふわして、眠くなって、最終的に寝てしまったのはここだけの話。
放課後ひとりでに目が覚めて起きる。
……二人はもう帰っているのかな。教室に行って荷物を取ってこなきゃ。
「おい、もうしねーって誓えんのか？」
「その画像も消しやがれ。それで脅してたんだろ。猿の浅知恵だな」
「お前の個性の効果は消した。これでAが教員に泣きついたらお前らの処分は確定だろうな」
な、なんか教室が修羅場ってる。
やっぱり帰ろうと踵を返せば、山田がその自慢の声で私を廊下の反対側から呼びに来た。
「Aー！俺が荷物持ってたんだよ、保健室行ったらお前いなかったから探したぜー？」
「入れ違いになってたんだね、ありがとう」
鞄を受け取りもう帰ろうとすれば、後ろから声をかけられる。相澤くんだ。振り向けば彼が教室の窓から顔をひょっこり出していた。
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さおこ - 轟くんと爆豪君に取り合われるなんて夢みたい♪そう言えば昔、あなたのサイト(ヒロアカの夢の)を見たことがあります。もう一度伺いたい(そこの小説がすごくよかった！)のですが名前を忘れてしまって･･････。名前等サイトに行き着く方法を教えてくれませんか？ (2017年3月13日 10時) (
レス) id: 7ea30d6ffd (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶(仮)(プロフ) - マリーさん» スペルミスありましたか汗ありがとうございます！すぐ直します (2016年6月22日 15時) (レス) id: 8c10557c6a (このIDを非表示/違反報告)
マリー - storong-willedの所はstrong-willedです。 (2016年6月19日 9時) (レス) id: dbee68ecf1 (このIDを非表示/違反報告)
爆豪緑茶＠僕アカ(プロフ) - 柚子sherbetさん» 出久くん手引いてくれそうですよね顔とか赤らめながらおおかわいい……ミミッチイww (2015年12月26日 10時) (レス) id: 8c10557c6a (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - いずくん紳士！素敵！そして歪みない爆豪氏…そんな歪みない爆豪勝己(読み：ミミッチイ )も大好きですっ！！ (2015年8月20日 19時) (レス) id: fd1c99c274 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爆豪緑茶@僕アカ | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/mylist
作成日時：2015年7月12日 19時
