第八十八話 ページ9
貴方「え、っと....」
風斗「久しぶり...」
貴方「ひ、久しぶり...」
ぎこちなく話す僕たち
風斗がこんなギクシャクしてるの初めて見た...かも
風斗「えっと...、その...」
貴方「あ、あれのことでしょ...?」
風斗「....うん」
風斗は小さく頷いた
貴方「あの、別に、気にしてないっていうか...ふ、風斗も絵麻さんのこと好きでしょ...?」
風斗「あっ....、っ」
風斗の表情が少し曇った
きっと風斗も、絵麻さんのこと好きなんだと思う
でも、風斗が僕から離れちゃったら僕を守る人がいなくなっちゃうから...遠慮してるんだよね...
貴方「僕は、大丈夫...」
風斗「ぼ、く...、Aが好きだよ?でも、姉さんを、からかってるうちに、姉さんに惹かれていくのがわかった...」
貴方「いーのいーの、家族とは、結婚できないでしょ?」
風斗はもっと悲しそうな顔になった
貴方「僕みんな大好きだから...、悲しそうな顔...しないで欲しいなぁ」
風斗「Aっ...」
風斗が僕を顔を見る
僕はふにゃっと微笑んだ
貴方「僕、いつか絶対、だれかのこと振り向かせてみせるよ...?」
まぁ、うちの家族以外で付き合う気ないし?←
ポジティブに考えないと自分じゃなくなるみたいだし
風斗「そっか...、まっ、Aには無理だろうけどw」
貴方「はぁ?僕だって出来るしww」
よかった、いつもの風斗だ....
嬉しくて表情が緩む
そこにサァっと風が吹いた...
風が僕の髪を揺らす
風斗「っ?!////」
貴方「風斗...?」
なぜか風斗は僕を見るなり真っ赤な顔をした
な、なぜ....
侑介「う、うわっ」
侑にぃの声が聞こえたと思ったらこっちに迫ってくる二つの影
貴方「へ?!」
侑介「おわっ」
棗「あっ」
風斗「な、なんだよ、おまえら!!」
____ばっしゃぁぁん!!___
派手な水音が
あたり一帯に鳴り響いた
279人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時