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第百五話 ページ26

次の日僕は、パスポートの申請?をしに市役所に向かっていた




貴方「あー、だいぶ遅くなっちゃたかも...」




空いてるかわからない市役所に行くと、市役所の前で呆然と立ち尽くしている絵麻さんの姿が目に入った




貴方「?絵麻さん?どうかしたんですか?」


絵麻「っ、Aちゃんっ...」




今にも泣きそうな、絶望的な顔をしている絵麻さんをみて思わずぎょっとする




貴方「....ちょっと、そこの公園で話しましょ?」




ブランコに座って絵麻さんの話を聞いた
話によると、お父さんがほんとのお父さんじゃなくて、絵麻さんは養女だったらしい




貴方「.....、本当のお父さんじゃなくても、幸せならそれでいいじゃないですか」




絵麻さんにそう言うと、絵麻さんは今にも泣き出しそうななった




絵麻「Aちゃんに、なにがわかるのっ...
今まで、ずっとお父さんだと思ってたのにっ、私はいらない子だったんだよっ...」


貴方「僕も同じだもん、分かるにきまってるじゃん」




僕がそう言うと、ハッとしたように顔を上げた絵麻さん




絵麻「ご、ごめっ...」


貴方「いいよいいよ、幸せならそれでいいと思いません?
確かにショックだし、居場所がないって感じるかもしれないけど...
でも、居場所はありますよ、僕と違って....」




絵麻さんは下を向いてしまった





絵麻「でもっ...私がいなくてもいいんだよっ...
だって、だって...私のせいでみなさんが衝突してっ..
私なんて、いらない子だったのっ!!」




グッと拳を握りしめて、そう叫んだ




貴方「いなくていい...?そんなのっ、僕だって...
絵麻さんは!皆に好かれてて、僕と違って...僕にないものを持ってて...
僕がいなくなっても何も変わらない、でもっ、今の兄弟には絵麻さんが必要なんだよっ...
いらないって言うなら返してよっ...僕のっ、泣く場所を...僕のっ、大切なもの返してよっ!!!」




ボロボロと涙をこしながらそう言った




絵麻「っ...Aちゃんにはっ、わからないよっ!!
自分のせいで、みなさんが衝突して、ぐちゃぐちゃになってっ!!!
それがどれだけるらいのかっ!!!!」


貴方「いいじゃんっ!!その分大切にされてるんだからっ!!!」


絵麻「っっ〜〜!!Aちゃんも、そんなに嫌なら消えちゃえばいいじゃんかっ!!!」




_______________________
ごめんなさい、少し絵麻が黒く...(^_^;)

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黒狐 - 面白いです!無理しない程度に更新頑張った下さい!! (2015年8月26日 4時) (レス) id: 338c0d0462 (このIDを非表示/違反報告)
アミ - この後どうなるんだろう?気になりますね~主人公ちゃんはしあわせになれるのか?嫌、なって欲しいですね。更新するの待ってますね。 (2015年8月5日 2時) (レス) id: ef34a93066 (このIDを非表示/違反報告)
あややん(プロフ) - ドキドキが止まらない!スリル感溢れるストーリー展開ですね。ヒロインちゃんに幸せになってもらいたいです。 (2015年7月30日 20時) (レス) id: 49444c820f (このIDを非表示/違反報告)
ナギ - 作者さんがんばってくださいね!読んでいると涙が止まらない私夢主と同じだし両親事故で亡くなってるから夢主の気持ちがわかる。がんばって更新してくださいね! (2015年7月30日 19時) (レス) id: 136af5a260 (このIDを非表示/違反報告)
白桜奏多(プロフ) - 秋桜さん» ありがとうございます!頑張りますね(;´Д`) (2015年6月10日 7時) (レス) id: dc166f8f8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白桜奏多 | 作成日時:2015年2月9日 18時

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